両国の新たな友情♪ 韓国井邑市の高校生が来成

12月16日~18日、韓国井邑(チョンウップ)市から高校生12人が成田を訪れました。

韓国の井邑市と成田市は、2002年1月29日に「友好交流推進協議合意書」に調印。
お互いに市民訪問団を受け入れあっています。

【8月には成田の中高生が訪韓】

今年8月、4年ぶりに成田市の中高生11人が井邑市を訪問。
11人は井邑市の家庭に泊まり、韓国の日常生活を体験しました。
印象に残ったことを聞くと、「王宮跡を朝鮮王朝の衣装を着て歩いた」「かき氷が美味しかった」「室内遊園地が楽しかった」「韓国の新幹線に乗った」などの経験を話してくれました。

韓国の王朝の衣装で王宮跡を散策しました♪
朝鮮王朝の衣装で王宮跡を散策しました♪

今回は、その11名の家庭がホストとなりました。

【来成したのは井邑の優秀な高校生】

井邑市の6つの高校から来成したのは、学校推薦を受け、選抜された優秀な生徒たち。
来日費用が、井邑市から全額支給されるため、参加希望者が多いのだそうです。

16日に成田市役所を表敬訪問した際には、全員が日本語で自己紹介をして、成田の関係者を驚かせました。

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【ホストファミリーとの対面式】

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対面式の後、高校生たちは、三々五々、それぞれのホストファミリーと夕食、引率の韓国訪問団長ほか井邑市職員は、成田市・同国際交流協会共催の歓迎夕食会に向かいました。

【2日目は 房総のむらやショッピング】

17日は終日ホストファミリーと行動。
一番人気は、日本らしい体験ができる房総のむらだったようで、茶道体験・甲冑体験・打掛体験などを楽しみました。

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その他、大型ショッピングモールでの買い物やプリクラ撮影、成田山や参道散策、大型雑貨店でのお土産調達など、成田での普通の生活を楽しんだとのこと。
「ラーメンやたこ焼きが美味しかった」(たこ焼きは日本の方が大きくておいしいそうです♪)「梅干しが酸っぱかった」「公園でサッカーしたり、カードゲームのウノで盛り上がりました」「成田は道路や歩道がきれいでビックリしました」と、印象に残ったことを話してくれましたが、「一番は?」と聞くと、「最初から最後まで全部♪」と笑顔で答えてくれた井邑の高校生たちでした。

【お別れに涙】

18日朝には、成田市役所で早くも次の訪問地・東京への出発式。
ホストファミリーを代表して、佐藤さんが「慣れない生活で疲れたと思いますが、少しは楽しめたでしょうか。娘が韓国が大好きで、今回の交流を楽しみにしていました。3日間はとても短くあっという間でしたが、今後の旅行を楽しんでください。私もいつか韓国に行きたいと思います。友情が末永く続くよう願っています」とあいさつをしました。

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バスが来るまでの間、連絡先を交換し合ったり、最後の写真を撮り合ったり、抱擁しあったり・・・。
中には涙ぐむ韓国高校生の姿もありました。

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【若い世代の国際交流に寄与】

昨年に引き続き、今回もホストファミリーを務めた林さん一家。
3人のお子さん全員が、この事業で韓国を訪問しています。
長女のさくらさんは、訪韓がきっかけで韓国が大好きになり、韓国の大学に1年間留学し、韓国語をマスター。来年4月からは羽田空港の地上乗務員として勤務する予定です。
お母さんは「娘は10年前、中学1年生の時に、井邑市に行ったことがきっかけで、国際交流に関心を持つようになりました。多感な時期に良い経験をさせていただきました」と、成田市の国際交流に感謝の気持ちを表しました。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。