成田市在住の吉岡秀明さんが、今月、北京で行われた「第3回中国オープン陸上選手権大会―2015国際パラ陸上競技グランプリ」に出場し、やり投げで見事優勝! 砲丸投げでも4位に入賞しました。
国際パラ陸上競技グランプリ大会は、IPC(国際パラリンピック委員会)陸上競技公認の大会で、世界10カ国(UAE・オーストラリア・チュニジア・中国・ブラジル・カナダ・アメリカ・スイス・イタリア・ドイツ)で行われます。これらの大会で、良い成績をおさめ、推薦を受けた選手は、グランプリファイナル・イギリス大会に出場することができます。
また、IPCライセンスを取得した選手の記録は、2015ドーハ世界選手権大会出場資格の参考とされます。
吉岡さんは、今回、日本代表として、中国大会に出場しました。
大会レポートをいただきましたので、お届けします♪
【中国大会レポート】
The 3rd China Open Athletics Championships-2015 IPC ATHLETICS GRAND PRIX-
第3回中国オープン陸上選手権大会-2015国際パラ陸上競技グランプリ(4月18日~20日)
スケジュールは、14日現地到着、15日~17日練習会・クラス分け、18日~20日競技会、21日現地出発。
選手として成田空港出発は、自分1人しかおらず、北京空港で他の日本選手に会えると思っていたら、車椅子移動用バス等、カタール選手団の中に自分1人の状態でした。
国際ライセンスを無事取得。これで国内大会での記録も世界公認として反映されます。
記録は18.82mで優勝。金メダルです。
2位はカタールの選手。3位はチャイニーズタイペイの選手。
20日(大会3日目) 9時に砲丸投げ競技がありました。
砲丸は6.71mで4位。1位中国、2位カタール、3位モンゴル。
中国大会の出場国はおよそ15カ国。日本選手は9人でした。
大会が行われた中国障害者スポーツ管理センター(CASPD)は、パラリンピックスポーツ専用施設として、中国政府によって2007年に建設された、世界最大級のスポーツ総合施設。とてもいい環境で、練習、競技ができました。
自己ベスト更新もねらっていましたが、やり投げも砲丸投げもベストには20cm届かずでした。しかし、初の海外で優勝できたこと、国際ライセンスが取得できたこと、このメンバーで大会期間を過ごせたことは、とても良かったです。
よく「空気はどうだった?」と聞かれますので、それについて。
1日だけ夜に強い風が吹き、ホテルの窓から外は砂で何も見えず、その時の大気汚染の数値が895。400で最悪と表記されていたので、振り切っている数値ですね。その日以外は、さほど気にならない状態でした。
帰りの飛行機、CAさんとの会話の中で、大会のことを話したら、降りる間際にメッセージカード等いただきました。
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吉岡さんの次戦は、5月の国体予選県大会。記録更新が期待されます!