年齢と体力に合わせて 誰でも何処でも出来るのが魅力! ハワイアンエクササイズ®

2月24日、成田市保健福祉館で「ハワイアンエクササイズ®」が行われ、29人が参加しました。講師は、考案者であるJHEXA日本ハワイアン・エクササイズ®協会代表・NPO日本健康運動指導士会千葉県支部監事の三石敬文先生です。水泳や水中運動を指導している三石先生は、腰や膝が痛くてウォーキングやジョギングもできないという大勢の悩みを聞き、水泳4泳法の左右均等動作とフラの動きをコラボレーションさせたハワイアンエクササイズ®(別称サイドウォーキング™)を編み出しました。 DSCN0462

基本動作は、個々に無理のない幅に足を開いて、腰に手を当てた姿勢から、「イチ・ニ・サン・シ」と声を出しながら、右に4歩、左に4歩、ステップを踏むだけ。基本動作の次は、進行方向の手を水平に伸ばして→反対の手も水平に保ち、肘を曲げて指先を身体の中心線に合わせて→手の平を上に向けてと、少しずつオプションを付けてサイドウォーキング。さらに運動しながら頭を使うことが認知症予防に効果があるため、4カウント目に声も伴いながら手の平を「グー」「チョキ」「パー」。その頃になると、間違う人も多々出ますが、「間違ってもいいんです! 間違っちゃったことに気づくだけで効果があるんです」という声かけや、初心者にありがちな間違った「力み方」を再現する、先生の優しくもユーモアいっぱいの指導に、参加者の笑顔あふれるエクササイズが続きました。

難しくない動作のように見えますが、大切なのは「姿勢」と「体幹軸」を意識し、上半身を揺らさず美しく保つこと。また、歩幅も人それぞれ、自分の身体の状態と相談しながら、絶対に無理をしないこと。そうすることで普段使わない筋肉が、個人の状態にあった鍛えられ方をしていくのがポイント。10秒で2往復半(20歩)ステップを踏めば、1分で120歩歩くことになります。合間合間には2人1組となって、姿勢をチェックし合い、「相手の方に『優しく』伝えてあげてくださいよ~」。達成できればハイタッチ、会場の雰囲気も、どんどん和やかになっていきました。 DSCN0442

基本動作をマスターしたところで、後半、手の角度を少し前45度上にし、指先を見ながら左右にステップしただけで、あら不思議、フラの雰囲気になってきました。参加者の首で揺れるレイと、リズムを刻む古典フラの道具、ひょうたんのような「イプ」や「イプヘケ」のゆったりした響きが、空気を演出します。終盤、三石先生が奏でるウクレレのメロディーに乗ってエクササイズすると、たった2時間でフラをマスターしたかのような参加者の姿がありました。最後は、イージーリスニング系の音楽を流しながら、太極拳のようなゆっくりした動きで身体を緩め、クールダウン。「重力に負けない身体づくり、姿勢づくりをしてください」の言葉で、エクササイズは終了しました。 DSCN0449 DSCN0484

子どもから高齢者まで、道具もいらず、畳1畳程度のスペースで、歩数・歩幅・時間を調整することで無理なく出来るエクササイズを経験した参加者は、一様に「楽しかった~!」。男性の参加者は「すごく良かった。家で簡単に継続できそう。身体への負担も少なく、最高でした」、フラをやっているという女性は「フラより楽しい!無理に覚えなくても身体が覚えるし、音楽もいい。先生がユーモアたっぷりで、教え方がすごく上手。このエクササイズをやれば寝たきりもなくなりますね」、誘われて一緒に参加した女性も「すごく静かな動作から、だんだん身体がほぐれる。頭も使うから、とても良いです」。他にも「論理的な説明もあり、納得のいく体操で受け入れやすかった」「身体がすっきりした」「体調が善くなりそう」と大好評。「また参加したい」という声が多く上がりました。

かくいう記者も、今年初めにやってしまったギックリ腰の痛みが、ずっとスッキリしませんでしたが、先生の「やってみるといいよ」の言葉に、メモと写真をとりながらではありましたが、参加させていただきました。終わってみると股関節や太ももを使った感覚があり、身体がポカポカ。その夜は痛みなく、久しぶりにコルセットをはずせました。ハワイアンエクササイズ®、オススメです。

三石先生 ロゴ - コピー

 

ハワイアンエクササイズ ミツイシは
商標特許登録になっております

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。