下総高校自動車部 燃費性能全国大会で1位2位を独占! ㊤

千葉県立下総高校自動車部が、10月2日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた「本田宗一郎杯 第36回Hondaエコマイレッジチャレンジ2016」に2チーム出場し、全国優勝と準優勝を独占しました!
昨年に続く2連覇6回目の全国優勝! ワンツー独占は初の快挙です♪

また、この結果の副賞として、同部は2017年のベトナム大会文化交流プログラムに招待されました。

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【競技内容】

今大会は、1リッターのガソリンで、どれくらい走れるのか? がテーマ。
50ccのエンジンを搭載した車両で、39分20秒110内に、コースを7周(走行距離16,38968km)し、燃料消費量から「燃費」を算出して、燃費性能の高さを競うもの。
マシンの設計、形状、材質、走り方など、ありとあらゆる要素の効率化を追求して、燃費性能の極限を目指します。
今回、条件を満たして完走したのは、参加136台中77台でした。

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 【下総高校の戦い】

エンジンはパワーを絞らず、アクセル全開で加速。
時速33kmまで加速したらエンジンを切って、惰性で走行し、時速20kmほどまで落ちてきたら、再びエンジンを始動させ、アクセル全開で加速します。
極限まで走行抵抗を小さくした車体は、平坦路であれば、1回の加速で1km近く惰性で走ることが出来るといいます。

今回の成績は、優勝したBチームが1720,220km/l、準優勝のAチームが1696,195km/l。
この距離はガソリン1リットルで、北海道から鹿児島まで走ったことになります。

今回、燃費向上のため、力を入れたのは、「エンジンの断熱や燃焼室形状の改良」とのこと。
Bチームは、前日の練習走行で、タイヤがバースト、ボディが破損するというアクシデントに見舞われ、出場辞退かという危機に陥ったにもかかわらず、ドライバー石塚選手の適格な判断で、ホイールの損傷を最小限に抑え、顧問の先生はじめ、タイヤ班の必死の修正で、決勝に臨み、見事優勝に輝いたというドラマもありました。

【勝因は下総高校自動車部の伝統・伝承力】

毎年、同部は、全国大会が終わるとすぐに、次年度のマシン制作に取り掛かります。
歴代の先輩たちが、積み重ねてきた技術、研究、分析をさらに磨き、改良を重ねることで、毎年レベルアップを図っています。
卒業したOBも、部活をよく訪れるとのこと。
詳しくは自動車部の活動日記で!
制作過程、大会の様子など、詳細が綴られています。
感動しますよ~。
http://cms2.chiba-c.ed.jp/shimofusa-h/部活動-1/自動車部/
(続く)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。