下総高校自動車部 燃費性能全国大会で1位2位を独占! ㊦  

【優勝報告会】

10月19日、自動車部が、全国優勝報告のため、成田市役所を訪問しました。
来所したのは、菅澤雄大、田中道輝(以上3年)、神崎翔、厚海翔一、石塚瑞希、伊藤匡祐、三浦靖矢、宮崎悠至(以上2年)、西賀慧、秋山莉輝、石塚亨、田中優士、水上幸紀、石橋雄佑(以上1年)の各選手と、先生方です。

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小泉市長、小山市議会副議長、関根副市長、吉田副市長、小沢市議会議員、関川教育長から、お祝いの言葉が贈られた後、選手1人ひとりが全国大会を振り返りました。

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3年生は2人。菅澤部長は「今回の優勝・準優勝は現在の部員だけで取ったのではなく、歴代部員の積み重ねの研究があってこそ、また、たくさんの先生方、保護者の皆さんにご支援ご指導いただいた結果です。3年生は最後の大会になりますが、1・2年が受け継いで、来年は3連覇、そして2500kmを目指してもらいたいと思います」、田中副部長は「タイヤ班としてマシンを整備しました。ちょっとしたアクシデントが起きてしまいましたが、直したり修正したりして、役割は果たしました。卒業しても参加したい」と話しました。

優勝ドライバーの石塚選手からは「走りにムラがあり、マシンに走らされている感がありました。もっとテクニックを磨いて、効率いい走りを目指します」と、来年さらに期待が持てるコメントが出ました。

1年生たちは、初めての全国大会で、右も左もわからなかった模様。的確に動けなかったことをしきりに反省しながら、先輩たちを見習いたいと目標を掲げました。

同部では、担当部署ごとに先輩が後輩を指導し面倒を見る「徒弟制度」を取り入れています。
2年生からは、さかんに、「3年生引退後は、自分たちがしてもらったように、後輩を指導し、結果だけでなく、活動としても日本一を目指したい」という言葉が聞かれました。

【準優勝ドライバーは中台中出身の1年生 兄の支え】

準優勝ドライバーの田中優士選手は、成田市立中台中出身の1年生。
体重の軽さを買われての抜擢です。
しかし、「強いチームなのに、自分がドライバーになったことで弱くなったらどうしよう、というプレッシャーがありました」。
そんな優士選手を支えたのは、同部3年生の兄、田中道輝選手です。
入学前から自動車部のことを兄から聞いていた弟は、「心強かったです。4連覇を目指します」と、高い目標を掲げました。

【ものづくりは人づくり】

懇談でも興味深い話が数々聞かれました。
車内は究極にタイトに作られており、気温が高い時はサウナのよう、汗で前が見えなくなること、マシンは毎年、容赦なく廃車し、新しく制作すること、野球の全国優勝常連校と同じように追われる立場であることなどが話題に上りました。

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この状態で40分近く走行

 

顧問の中西浩明先生は、現実的な小さな目標と、モチベーションを保つための大きな目標を持つことの大切さ、徒弟制度で生徒たちに責任を持たせることで成長しあうこと、なんでも言い合える関係の上に、生徒から生徒への技術の伝承ができること、「ものづくりは人づくり、人づくりのためのものづくり」と話しました。

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成田市役所のロビーに優勝車両が展示されています♪
成田市役所のロビーに優勝車両が展示されています♪

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。