【子どもと一緒に読みたい本・絵本】  ⑦

 

子育て奮闘中!のママが「子どもと一緒に読みたい本」「本当に子どもにうけた楽しい絵本」を紹介します。


★バムとケロのにちようび(島田ゆか・文溪堂)

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絵本の読み聞かせのいいところは、なんといっても読んでもらう人は字を読まなくてもいいから、絵に集中できるということ!
特にこの『バムとケロのにちようび』は、自分で読むより、誰かに読んでもらいたい一冊です。

なにしろ、全ページにおもしろくて細かいしかけがいっぱい。
他のシリーズ作品に出てくるキャラクターがちょっとだけ登場していたり、小さな生き物が物語とは関係ないところで好き勝手遊んでいたり…。
クスッと笑っちゃうこと、うけあいです。
ママが読んであげれば、きっと子どもは「あ、こんなところにこんなのが描かれてる」と、何度読んでも新しい発見があるはず。

物語の舞台は、雨が降っている日曜日の家の中。
サッカーも砂遊びもできないそんな日は、散らかった部屋を片付けて、おやつを作って、ゆっくり本を読もうと計画するのですが…。
天真爛漫なケロちゃんと、しっかり者でケロちゃんの面倒をよく見るバムの、ドタバタストーリーです。

我が家の娘も、バムとケロシリーズが大好き。
なかでもシリーズ一冊目であるこの作品がお気に入りで、本いっぱいに描かれているお風呂の場面と、ドーナツを揚げる場面は、子どもの心をくすぐるようです。
私が初めてこの本を手にしたときは「変な犬(バム)と蛙(ケロちゃん)だなぁ」と正直思ったのですが…。
読んでいくうちに、この2人がかわいらしく思えてくるから不思議。

独特の色彩も特徴で、作者がカナダ在住だからでしょうか? ちょっと外国風のインテリアや雑貨のイラストもセンスが光ります。

他のシリーズ作品とあわせて読むと、もっと楽しい。
『バムとケロのそらのたび』『バムとケロのさむいあさ』『バムとケロのおかいもの』『バムとケロのもりのこや』が出版されており、小型絵本版も出ていますが、ぜひ通常版の大きいサイズでバムとケロの世界をお楽しみください。  (M)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。