成田市加良部在住のジョー・ガードナーさんが、20数年暮らした成田を離れることになったため、友人の内田桂吉さんが、河津桜をプレゼントすることになり、3月19日、成田さくらの里で記念植樹が行われました。
ジョーさんは、20数年前、『北斗の拳』など日本のアニメ好きが高じて、日本で暮らすことを決意。
日本人女性と結婚し、2人の娘さんにも恵まれました。
現在、航空会社の社員であるジョーさんですが、4月からホノルル勤務になったため、大好きな日本を離れることになりました。
ジョーさんは、長年の成田での暮らしを振り返り、「毎日が楽しかった。日本と日本文化が好き。温泉、とんかつ、日本のカレーも好きです。家でカレーを作るのは、私の仕事です。日本の文化は、寿司、富士山、サムライだけじゃない。もっと広くたくさんある日本の文化を勉強しました。日本は安全だし、本当はずっと日本にいたい。沖縄にも少し住みましたが、成田が素晴らしいので、長くなりました。成田祇園祭、太鼓祭、薪能、成田の文化は素晴らしい。そして、成田の人はみんな優しい。NIFC(成田インターナショナル・フレンドシップ・クラブ)の集まりには、世界各国のクルーもたくさん来ました。日本人も一緒に食事会など、とても楽しかった」と、とめどなく溢れる『成田愛』を語ってくれました。
植樹式では、ジョーさんに、まず、啓翁桜の切り枝がプレゼントされました。
次に、河津桜の4年生苗を植樹。
植樹場所が急斜面で、朝から雨が降っていたこともあり、足場が悪く、ジョーさんと内田さんにとって(カメラマンにとっても・・・(汗))、植樹は悪戦苦闘の作業となりましたが、手慣れた会員のみなさんのおかげで、無事、植樹が終了しました。
ジョーさんは、「難しい作業でしたが、大事な木ができました。私の心が桜に入って、私は成田にいます」と、力を込めて笑顔で話しました。
NPO成田さくらの里の紺野忠靖会長も、「今日は、成田さくらの里にとっても、国際化第1歩の記念すべき日になりました」と喜びました。