ぴーぷる 石巻で漁業の復興に尽力する 阿部勝太さん(28)

毎年、弊社が支援する倶楽部グリーの、石巻復興応援コンサートに来てくださっている地元のワカメ漁師・阿部勝太さんは、現在も仮設住宅で、奥様、3人のお子さんと5人暮らし。東日本大震災の津波で船を流され,裸一貫になりながらも、「たまたま生かされた命。地域と日本に恩返ししたい」と、震災以降、衰退の一途をたどる漁業の復興に、若い仲間たちと取り組んでいます。

もともと過疎地で、年々、漁業従事者が減っていた宮城でしたが、東日本大震災を機に、若者は仙台に行ってしまったり、復興に向けての建築関係の仕事に転職してしまったりで、25年前には約27000人いた漁師が、現在は約6000人になってしまったといいます。「このままでは、子どもや孫に国産の海産物を食べさせられなくなる」と危機感を抱いた阿部さんは、震災後、地元の若手約30人で漁業生産組合「浜人」(はまんと)を作りました。それまでは、漁協と市場に卸していましたが、価格が安定せず、労働時間が長い割には収入が少ないので、「親が子どもに漁師をやれとは言えないのが現状」でした。阿部さんたちは現在、「もっとお客さんとつながりたい」と、直接販売のため、全国を飛び回っています。また、作る人と食べる人が一緒になって浜を盛り立てられないかと『年間お届けコース』を企画しました。年に3回、旬の海産物のお届けとともに、浜の復興状況、元気になっていく姿をお知らせするというものです。「自分たちの代で漁師を魅力ある職業にしたい」という固い決意の阿部さんたちが作る、美味しい旬の海産物をいただきながら、被災地応援ができる「年間お届けコース」。興味を持たれた方は、ぜひお申し込みを。

【年間お届けコース】(送料・税込み)

《5000円コース》〈3月〉わかめ・めかぶ など 〈7月〉ホタテ・タコ など 〈11月〉イクラ・鮭 など

《10000円コース》〈3月〉わかめ・めかぶ など 〈7月〉ホタテ・タコ・ウニ など 〈11月〉イクラ・鮭・あわび など

▽申込…漁業生産組合 浜人(はまんと)

①〒986-0201 宮城県石巻市北上町十三浜字大指16 へ郵送

②℡0225(66)2071 ③fax0225(66)2209

ぴーぷる阿部さん

 

 

 

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。