2月3日、成田山新勝寺の節分会(せつぶんえ)が行われました。
今年、特別年男として豆をまいたのは、大相撲力士の、白鵬関・稀勢の里関・隠岐の海関・遠藤関と、NHK大河ドラマ出演の、井上真央さん・伊勢谷友介さん、東出昌大さん、優香さん、長塚京三さん。一目でも会いたいというファンと、福を求めて集まった善男善女、約58000人が境内を埋め尽くしました。
立錐の余地もないほどの境内で、事故ない節分会にするべく、この日は「女性DJポリス」が来場者に呼びかけ。子どもや高齢者の安全確保を繰り返しながらも、白鵬関ら力士の特別年男に掛け、「みなさん、絶対に周りの人を押さないでください。押していいのは力士だけです」と、場内をなごませていました。
大本堂の内陣では一般参加者の開運豆まきも行われました。
成田山新勝寺では、ご本尊・不動明王の慈悲は鬼をも改心させるということから、「鬼は外」は唱えません。また、東日本大震災以降は、毎日、犠牲者の供養と被災地の早期復興を祈願し、現地に赴き、支援を続けていることから、「震災に勝つ!」を掛け声に取り入れています。同寺で授けられる「勝御守」(500円)のうち100円は陸前高田市に届けられています。この日も、年男全員が勝御守を身につけ、豆をまきました。