なかま  日吉台リトルファイターズ

6年6人・5年4人・4年7人・3年4人・2年3人・1年2人・幼稚園1人(2014年12月現在)と少人数ながら、昨年1年間で、メキメキ強くなった日吉台リトルファイターズ。高学年も低学年も、春にはコールドで負けた試合もあったが、秋には強豪相手にサドンデスや1点差までもつれ込むゲームを展開するなど、急成長している。

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高橋明監督は、「スポーツ(野球)は人生一生の宝物」をモットーに、文武両道を念頭に置き、指導にあたる。「野球だけでは社会人としては通用しない。学力も高め、地域活動にも参加しています」。また、低学年担当の森大和監督は、「結果より、まず野球を楽しめることを前提にしています」と子どもたちに優しいまなざしを向ける。発足は昭和63年、高橋監督が立ち上げ、27年の歴史を誇る。1期生が、子どもとともに、コーチとなって戻ってくる。高橋監督と若いコーチが、伝統と新しい考えを融合させて、チームワークを生み出している。

チームの雰囲気は、とにかく明るく元気で、みんな仲良し! 上級生が下級生に優しく、面倒をよく見る。1勝もできなかった2年生が、先輩たちが途中から応援しに来てくれた試合で、逆転勝利したこともある。学年ごとの団結力も高く、ケガをした選手はみんなで励ます。コーチと子どもたちの仲もいい。保護者同士も和気あいあい、練習中は保護者も一緒にグラウンドに入って楽しむ。

12月に行われた納会&6年生の卒団式にお邪魔した。

団員インタビュー「今年はどんな年だった?」
団員インタビュー「今年はどんな年だった?」

笑顔と涙、お互いを思いやる温かさがあふれる空間と時間に、保護者の1人になったような錯覚を覚えた。監督賞・最優秀投手賞・最優秀打撃賞・皆勤賞・努力賞・敢闘賞などで、子どもたち全員が1年間の頑張りを評価してもらい、笑顔が輝いた。

みんなよくがんばりました!
みんなよくがんばりました!

卒団式では、6年生が1人ひとり、監督・コーチ・保護者へのメッセージを読みあげるだけでなく、サプライズが次々に展開された。ヘッドコーチが卒団生1人ひとりに、6年主将が同級生1人ひとりに、卒団した選手の保護者からもメッセージが届いた。「朝早く送り迎え、お弁当ありがとう」「お母さんがいてくれたから野球が続けられました」「甲子園連れてくね」「コーチのおかげでコンプレックスを自信に変えることができました」「野球がもっと好きになりました」「緊張しやすい僕にリラックスのアドバイスありがとうございました」「打撃の説明が分かりやすかったです」「調子悪かった時、アドバイスのおかげで遠くまで飛ばすことができました」「コントロールが良いコーチを目標にしてきました。これからもわからないことがあれば聞きにきます」などなど、会場に次々と『ありがとう』があふれ出した。今年度の主将は、下級生全員にも長所を評価したメッセージを渡していた。1年間、いかにチームワークを良くするかを考え続けた主将の陰の努力が、秋の結果の一因であることは間違いない。6年生が何かにつけて歌ってきた思い出の曲、♪越えられない高い壁は ぶつかってぶっ壊して前に進んでいけばいいさ♪で始まる『悲しみなんて笑い飛ばせ』を全員で歌った。さらにはこの日のために特訓したという主将のピアノ伴奏で、6年生が下級生に歌のプレゼント。1人ひとりが大切にされていることがよくわかる感動の卒団式だった。

この日のためにピアノを特訓
この日のためにピアノを特訓

高橋監督は、「命続く限り全国優勝を目指します。なかなか夢は叶わないが、夢を追いかけて団員一体となって頑張っていきます」と決意を新たに語った。
【日吉台リトルファイターズ団員募集】
▽練習日時(場所)…土・日・祝 8時30分~12時(日吉台小)
13時~17時(富里北中)
※お楽しみ会・キャンプ・クリスマス会・お餅つきなどもあります。
▽月団費 2000円
▽見学・体験申込・問…高橋監督
℡090(2522)7580
Eメール akira_takahashi0726@yahoo.co.jp

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。