8月27日、久住第1スポーツ広場で準決勝・決勝が行われた少年野球の夏季大会(第41回成田ライオンズ旗杯争奪 兼ろうきん杯千葉県大会予選)Aクラスは、久住サニーズの優勝で幕を閉じました。
【決勝戦 久住サニーズVS並木ペイシェンスA】
決勝戦は、準決勝の三里塚ライナース戦を6―6から得意のサドンデス2回で勝利した久住サニーズと、ナスパマリーンズを6対3で下した並木ペイシェンスAとの戦いとなりました。
先攻・久住が2回・3回に1得点ずつで、2―0。
4回裏、並木が1点返し2―1。
5回、すかさず久住が1点取って、点差を広げたかと思いきや、裏に並木が追いついて3―3。
何度も優勝を争う好敵手同士の、またもや手に汗握る展開となりました。
6回はお互いに無得点のまま、7回に突入。
先攻・久住は2つの四球とバントで満塁とすると、牽制がそれた間に1人生還。
続く4番は、今大会最優秀選手賞に輝いた海保武蔵選手。
放った打球がホームランとなり、この回一挙4点を奪います。
4点ビハインドで迎えた並木の最終攻撃。
大量点を取られながらも、ベンチからは「まだ攻撃があるぞ!」の声。
まったくあきらめる雰囲気はありません。
先頭打者は打ち取られましたが、次打者が四球で出塁。
内野ゴロを完全捕球しそこなった久住の乱れをつき、1・2塁。
さらに四球で満塁とすると、内野ゴロの間に1点を返します。
2死ながら、最後の1人まで、どちらが勝つか、息をのむ時間が続きます。
しかし、投打に活躍の海保武蔵投手が並木最後のバッターを見逃し三振に仕留め、ゲームセット。
勝利の女神は、久住に微笑みました。
【表彰式ふぉとぎゃらりー】
《個人賞》
【敗戦をバネに】
久住サニーズの細川晃司監督は開口一番「よかった・・・」とホッとした様子。
「夏の終わりの思い出になりました。夏休みも子どもたちは毎日毎日練習しましたから・・・」と目を細めながら、「準決勝はまたサドンデスでした。しかも2回・・・。(チーム名を)『久住サドンデス』に改名しようかな」と苦笑い。
久住サニーズは、8月6日に「千葉県少年野球大会(千葉日報杯)」の初戦で、大会準優勝となった船橋のチームと対戦し、15―6と大敗しました。
「自分たちの野球が出来ず、悪い負け方をした。
今日勝って、もう一度県大会に行ってリベンジしたいという思いがありました。
チームみんな、保護者も一緒に声を出して選手を応援した、そういうことが伝わって、いつも以上の力を出したのではないか。よくやったと思います」と、敗戦をバネにした今大会を振り返りました。
準優勝の並木ペイシェンスAも、9月に行われる佐倉の準優勝チームとの代表決定戦に勝利すれば、ろうきん杯千葉県大会への出場権を得ることができます。
頑張れ! 並木ペイシェンス!