成田市在住、FCボレイロ成田―順蹴フットボールアカデミー(中学校は成田西)を経て、現在、市立船橋高校のエースFWとして10番を背負う永藤歩選手。
全国準優勝した夏の総体では優秀選手に選ばれ、2015年U-18日本代表にも選出された永藤選手が、来季、Jリーグ・モンテディオ山形に加入内定しました!
モンテディオ山形からは「スピードを生かした動き出しと突破力が魅力の俊足FW。スペースへの抜け出しから相手守備陣を崩し、決定的なチャンスを作り出す」と評価を得ています。
市立船橋高校は、先月の千葉県選手権を制し、千葉県代表として、今月31日に開幕する第94回全国高校サッカー選手権大会に20度目の出場を決めています。
来季、Jリーグは開幕が早まり、2月28日にシーズンイン。
永藤選手は全国大会を終えると、1月中旬には山形に合流する予定です。
【成田市長を表敬訪問】
今月16日、永藤選手は小泉一成成田市長を表敬訪問しました。
小泉市長は「西中出身には、千葉ロッテマリーンズの唐川投手がいますが、サッカーでも応援するチームができました。サムライブルーも着てもらいたい。そうなったら、パブリックビューイングをやるしかないね」と、満面の笑顔で永藤選手を迎えました。
7月に就任したばかりの吉田昭二副市長は山形出身。「何か困ったことがあれば相談してください」と全面支援を表明し、「山形は今季J2に降格してしまったので、即戦力になってもらいたい。イチフナの10番が来てくれるなんて、ありがたい。大活躍を期待したい」と表情を輝かせました。
歓談では、ボレイロ時代に指導した飯島照明コーチが、「成田からイチフナに行って10番を付けたのは、初めてじゃないでしょうか。上手いのは当然ですが、彼は小学生の時から『もって』いました。肝心なところでゴールを決めていました。本番で出せるのは、それだけ練習をしているからなんですが、感心していました。今回の高校県大会の決勝も観に行きましたが、後半途中から出てきた時、『アユはもってるから、きっと決めるぞ』と言っていたら、やっぱり決めました」と披露。永藤選手は隣で「そんなことないです」と、はにかみながら謙虚に全力否定していました。
表敬訪問の最後には小泉市長が「お守り代わりに『願いが叶うなり』の『うなりくん』を山形に連れて行ってください」とうなりくんをプレゼントしました。
【ボレイロの夜練に参加】
その後、永藤選手はFCボレイロ成田の体育館での夜練に参加し、一緒にプレーしました。
小学生に合わせながらも見せるスーパープレーに、歓声があがっていました。
練習の前後には、全員からのサインと写真の要望に、1人ひとり、丁寧に、にこやかに対応する姿が印象的でした。
永藤選手は、「こんなにサインしたのは初めて。ボレイロはみんな明るくて、こんなにたくさんの人が応援してくれてるんだなと思いました。レベルも高くなっていてビックリしました」と話しました。
6年生のFW小野寺前斗くんは「永藤先輩と同じポジションをやらせていただいているので、先輩みたいに10秒で決められる選手になりたいと思いました」、同じくMFの市原知弥君は「テレビでしかJリーガーは見たことがありません。身近に見て、とても上手い技術が勉強になりました。落ち着いてGKの位置を見て、ループで点を決めたところなど、真似したいと思います」と、目を輝かせながら答えてくれました。
※次回は永藤選手のインタビューをお届けします。