成田高校女子駅伝チーム 4年ぶりの都大路へ! ③ 

 《表彰式》

 

【全国大会に向けて】

松澤誠監督は「加世田がいい流れを作ってくれたので、2区以降は無理をさせませんでした」と、エースの仕事をたたえました。
5選手へのインタビューで全国大会について聞いた時、加世田選手以外は一様に表情を引き締め、「まずはメンバー入り」と口にしたように、チーム内競争がし烈な成田高校女子駅伝チーム。
「加世田以外、全国メンバーは白紙です。チーム内で競った練習をしていきたい。
都大路は、県大会とは違うコースなので、その区間に合う選手が違ってくる。
残りの8人が加世田に近づいてほしい。
5年前に全国7位になったチームより、今年は力があります。優勝争いに絡みたい。
千葉は難しいコースなので、都大路では1分は縮められる。あと1分を5人でどう削り出すか」と、全国上位を狙います。

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【加世田には増田先輩を超えてほしい】

3000mと5000mの千葉県高校記録保持者である加世田選手は、今年2月のアジアクロスカントリー4位、7月の世界ジュニア選手権5000m8位と、すでに海外デビューも果たしています。

成田高校駅伝チームの練習は男女合同。
「加世田は男子と一緒でも4番手に入ります。男子で使いたいくらいですよ」と笑う松澤監督。
147.5㎝と小柄ですが、「股関節がすごく柔らかくて、ゴムまりのような筋肉をもっているので、小さいのに大きく走れる。心肺機能もケタはずれ。上りも下りも変えずに走れる。ゴール後の表情にも余裕がある。まだまだ力を出し切ったことがないと思います」と、可能性のかたまりです。

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また、この1年、長距離女子キャプテンの役割を担ってから、学力も向上し、精神的にも成長したといいます。
「長距離女子選手の中で、ずっと安定して入賞しているのは加世田だけ。キャプテンにして良かった」。

「本人は、30才過ぎまで走りたいと言っているので、オリンピックも狙えると思います。
高校では、練習でも10000mまでしか走らせません。
成長しきってから距離をのばせばいい。将来的にはマラソンもいけるでしょう。
成田高校の増田明美先輩を超えてほしい」と、加世田選手の成長曲線を見据えました。

【全国大会は12月25日】

女子第28回全国高等学校駅伝競走大会は、12月25日(日)、京都市西京極総合運動公園陸上競技場を発着点とするハーフマラソンコースで行われます。
女子の号砲は、10時20分。
悲願のメダルを目指して、頑張れ!成田高校! 

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2年生の保護者が中心となって作った4千羽鶴  願いよ叶え!
2年生の保護者が中心となって作った4千羽鶴フラッグ  願いよ叶え!

次回は、男子駅伝の成田高校と富里高校の記事をアップします♪

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。