クレンサAC 海老根くん 100m全国4位に入賞!

8月20日(土)、神奈川県の日産スタジアムで行われた「第32回全国小学生陸上競技交流大会」に出場した、成田市中台運動公園で活動するクレンサアスリートクラブ所属の海老根優大くんが、6年男子100mで見事4位に入賞しました!

クレンサACは、3年連続の全国大会入賞となりました♪

【決勝は楽しめた♪】

予選は、6組中5組目の6レーン。
追い風0.3mの中12秒68。「1本目だから緊張した」と話しますが、5組1着で準決勝に進みます。

準決勝は、1組5レーン。
「決勝まで行けたらいいな」という思いで、スタートラインに立ちます。
1.6mの「追い風に乗れた」で、12秒49の自己新をマーク!
着順は4位でしたが、「走っている途中に、感覚で、この組は速いから、決勝へ行ける」と確信していたといいます。
その感覚通り、準決勝3組上位2着+タイム上位2人に入り、決勝進出!
準決勝は全体5位のタイムでした。

そして決勝! 全国で8人しか立てないスタートラインの2レーン。
風は、一転して向かい風2.6m。
「決勝は、メダルより、力を出しきって楽しもう」という気持ちになったという海老根くん。
ゴールした時は、すべてのレーンが見えているわけではないので、「一瞬、3位になれたかも」と思いましたが、結果は3位に100分の3秒差の4位でした。
しかし、「力は出し切れたし、楽しめた」と、笑顔で言い切れるレースができました。

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【全国大会の雰囲気】

日産スタジアムでの全国大会は、天台での県大会とは、まったく雰囲気が違ったといいます。
雨が降ったり、晴れてグラウンドが40度くらいになったり、開会式もスタンドでやったりと、天候に左右された面もありましたが、「これが全国大会かと思いました」。
北京五輪4×100mリレー銅メダリストの高平慎士選手が、プレゼンテーターだった表彰式の雰囲気にも、とても緊張したそう。

 

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高平選手と2ショット♪

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【チームCHIBAの意識】

海老根くんは、昨年も千葉県大会で優勝し、全国大会に出場。
しかし、悔しい予選敗退を経験しました。
今年はその悔しさを晴らし、見事に入賞した上に、精神的にも大きな収穫がありました。
それは《チームCHIBA》という意識です。
「去年は、緊張して、そんなことは分からなかったけど、千葉県の選手と同じ部屋に泊まったり、千葉県のコーチやスタッフの人たちと一緒に過ごして、今年は《チームCHIBA》の雰囲気を味わえました。これからも、この雰囲気を楽しみたい」。
昨年は、荷物を詰めたカバンの重さで、肩が張ってしまった経験から、「今年はスーツケースにしました」という海老根くんのスーツケースの上には、ほかの選手たちのカバンがたくさん乗っかったとか。
早くもチームCHIBAを引っ張る大物感が漂います。

次の公式戦は、10月の「ちばキッズ陸上競技大会」。
「全国大会を経験したから、緊張しないと思います」と、さらなる自己ベストを目指します。

見守り続けるお母さんは「今回は、1年生から一緒に走っている幸樹くんと全国大会に行けたことも、とても喜んでいました。
今までに、井上コーチはじめ、たくさんのコーチや仲間のおかげで、良い経験をさせていただいた結果だと思います。
秋の大会は小学生最後の大会なので、クレンサの仲間と一緒に頑張ってもらいたいです」と話してくれました。

 


【山口くんは悔しい予選敗退 ちばキッズでリベンジを誓う!】

同じく千葉県大会走り幅跳びで優勝し、全国大会に出場したクレンサACの山口幸樹くんは、悔しい予選敗退となりました。

出場選手は全員同じ条件とはいえ、大会当日、走り幅跳び競技中は土砂降りになってしまいました。

それでも、「練習の時より助走もよく走れてたし、跳ぶのも良かった」と、井上将憲コーチも高野聡美コーチも認める跳躍ができました。
しかし、1本目、ファールの赤旗が上がります。
「数ミリレベルのファールでした」とコーチたち。

2本目の前、高野コーチが「スタート位置を下げる?って聞いたら、本人は『下げないでいく』と・・・」。
果敢に攻める姿勢を崩しませんでした。
しかし、2本目も同じく数ミリレベルのファール判定・・・。

3本目、「記録は残したい」と思った山口くん。
慎重になりすぎ、今度はラインより大幅に手前からの踏切になってしまい、納得できる記録となりませんでした。
「8位の記録が4m80ですから、普段通りに跳んでいたら入賞できたんですけど・・・」と高野コーチも無念の表情を見せました。
山口くんは「ダメダメな大会だった。悔しい大会になってしまった」と、開口一番、悔しさがにじみ出ました。

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高野コーチは「経験不足です。けれど収穫は大でした」。
普段は口数も少なく、穏やかな山口くんが、全国大会翌日、闘志をむき出しにして、自由参加の練習に臨んでいた姿に、コーチたちも驚いたといいます。
大会直後は、悔しさがなかなか整理できなかったといいますが、「ご飯をたくさん食べて、言うだけ言ったら、スッキリ切り替えられたようです」とお母さんが話してくれました。

走り幅跳びで本格的に参戦した初戦が県大会で、しかもいきなりの優勝。
2試合目が悪コンディションの全国大会ですから、伸びしろは無限大!
「10月のちばキッズでは、ファールしないで、5m20跳んで優勝します!」と、力強く宣言しました。
経験を積んだ山口くんの、今後の活躍に期待が膨らみます。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。