9チームの参加で開催された「平成27年度 低学年少年野球大会」は、7月26日に久住スポーツ広場で決勝戦が行われ、公津・大栄ユニオンズが優勝を飾り、9月20日に開催される県大会への出場権を得ました。
試合結果は次の通り。
〈1回戦〉公津・大栄ユニオンズ10―1神宮寺・ゴールデン
〈2回戦〉公津・大栄5―4ブラック・豊住・レッド連合/久住・マリーシアズ連合9―8並木ペイシェンス/成少フォックス22―7三里塚ライナーズ/吾妻スターズ11―1加良部・下総連合
〈準決勝〉公津・大栄10―9久住・マリーシアズ/成少フォックス15―2吾妻スターズ
〈決勝〉公津・大栄7―2成少フォックス
決勝戦は、それまでの2試合を大勝で上がってきた成少フォックスと、2回戦を逆転勝ち、準決勝もサヨナラ勝ちで、のし上がってきた公津・大栄ユニオンズの戦いとなりました。
先制したのは成少フォックス。1回表、2番打者が、ランニングホームランかと協議になったほどの大きな2塁打。盗塁成功で3塁に進み、3番打者のセンター前ヒットで先制点をあげます。
しかし、その裏、公津・大栄は1番打者が四球を選び、2番のライト方向へのライナーが3塁打となり、すぐに1点を返します。続いて4番の内野ゴロで2・3塁とすると、5番から大きなレフト前3塁打が飛び出し2者生還、さらにパスボールで3塁ランナーもホームに滑り込み、この回に一挙4点を奪います。
公津・大栄は、3回裏にも、四球、盗塁、エラーでランナーを2・3塁にためると、6番のセンター前3塁打で2加点、さらに7番がスクイズで3塁ランナーも還し、7点目をあげます。
4回表、このままでは終われない成少フォックスは、ツーアウトから、エラー、盗塁でランナーを進め、センター前ヒットで1点をもぎ取ります。
4回裏、交替した成少フォックスのピッチャーが四球、盗塁で1・3塁のピンチとなりますが、後続3人をピシャッと抑え、得点を許さず、最終回の攻撃に臨みます。しかし5回、ランナーを出すことができず、試合終了となりました。
公津・大栄ユニオンズは、3年生が多い合同チームにもかかわらず優勝という立派な成績。4年生は3人だけでしたが、体調が悪いなか、準決勝で3ベースを放った選手もいました。海保熊起男監督は、「子どもたち1人ひとりが、自分のやるべきことを一生懸命やった結果。100%力を出してくれたおかげです。優勝を目指すというより、逆転やサヨナラ勝ちで分かるように、子どもたちが最後まで諦めなかった。暑さにも負けなかったのが優勝につながりました」と、子どもたちを讃えました。
閉会式では、審判部長が「決勝戦は、両チームとも、よく打ち、よく守りました。点差ほどの実力差はないと思います」と講評を述べ、公津・大栄ユニオンズの秋山大地君に優秀選手賞が、成少フォックスの高橋良輔選手に敢闘賞がおくられました。