7月4日、成田駅前再開発ビル「スカイタウン成田」内に「成田市文化芸術センター」がオープンし、開館式が行われました。
小泉一成成田市長は、オープニングイベントに多数の応募があったことを披露し、「さい先良いスタート。小さなお子さんから高齢者まで、幅広く文化・芸術に触れていただきたい」と、同センターが成田市の文化・芸術の振興・普及に貢献できるような運営に努めたいことを語りました。
JR・京成成田駅前というアクセスの良さから、来賓の市議会議員、県議会議員からも、「成田を象徴する新たな顔」「近代的で、誰もが気軽に使いやすい」「音響や雰囲気が素晴らしい。演者さんも気持ちよく演じられるでしょう。今まで成田に来なかったお客様が来て、参道に流れ込んでくれる」「駅前整備の第一歩。生かしていくのは市民のみなさん」と、多くの期待が寄せられました。
『写真で追う成田駅前再開発の歴史』と題して、昭和35年頃から現在までの変遷が、スライドで振り返られた後、施設の概要説明がありました。
スカイタウンホールが、音場支援システム、コンサートグランドピアノ「スタンウェイD-274」、調光可能なダウンライトを備えていることが紹介されると、その「聴き心地」を感じるために、ニューフィルハーモニー千葉の弦楽四重奏+ピアノの演奏が行われました。
成田の音楽関係者は「それぞれの楽器の音がきれいに聞こえました」と、また、演奏者も「残響設定ができるので、素人さんからプロまで、どなたでも演奏しやすいホールだと思いました」と話してくれました。
スカイタウン成田の命名者である成田市在住の数尾尚史さんには、感謝状と記念品が贈られました。
数尾さんは「偶然、成田に住みましたが、行政も気に入っており、住み続ける場所と思っていますから、採用は大変名誉なことです。募集要項を見たときに、すぐにひらめきましたが、誰でも考えつきそうなシンプルな名前なので、採用されて驚きました。逆にシンプルだから良かったのかな」と、言葉をかみしめました。
開館記念の『人間国宝美術館展』の会場「スカイタウンギャラリー」に移動し、ここでもテープカット。
素晴らしい作品の数々に、あちらこちらで感嘆の声が上がりました。
会期は明日7月14日(火)までです。お見逃しなく! (『人間国宝美術館展』の記事はコチラ)
7月18日(土)~26日(日)は、おもちゃコレクターとしておなじみの北原照久さんのコレクション展が、7月29日(水)~31日(金)は、特別企画 成田市ご案内人 市川海老蔵展が行われます。
それぞれ入場無料です。
気軽にステージが楽しめるオープンスペース「ホワイエ」では、再び、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による弦楽四重奏のコンサートが行われ、しみじみと演奏に聴き入る観客の姿がありました。
発表の場を求める成田市民にとっても、素敵な場所ができましたね♪
施設の様子はコチラの記事。
使用案内・料金などは、成田市文化芸術センターの公式webサイトをご覧下さい。 http://www.narita-bungei-skytown.jp/