久住VS並木の熱闘決勝戦は久住が制す! ライオンズ旗杯春季大会

3月14・15・21・22日、第34回成田市スポーツ少年団軟式野球春季交流大会・第39回成田ライオンズ旗杯少年野球大会が行われました。

出場したのは、Aクラス16チーム、Bクラス4チーム。Aクラスは4ブロックに分かれてのリーグ戦で1位となった4チームが準決勝・決勝を戦い、Bクラスはリーグ戦で優勝を競いました。

Aクラス決勝戦は、準決勝で大栄クラブルーキーズを7―0で撃破した久住サニーズと、成田マリーシアズを7―1で破った並木ペイシェンスの戦いとなりました。

DSC_5226

DSC_5105

DSC_5263

DSC_5253

1回、先攻の並木は2本の安打で1・3塁としますが、ホームを踏むことができません。その裏、久住は、並木の守備の乱れをついて4点を先制します。2回、すぐさま取り返したい並木は、出塁走者を犠牲バントで2塁に進めたところで、センター越えのタイムリー3ベースを放ち1点、内野ゴロの間にホームに帰って1点と、2点を返します。

DSC_5174

並木は3回にも、ヒットと相手守備の乱れをつき、3塁まで進んだところで、またも2・3塁間を抜けた大きな当たりがランニングホームランとなり、2点を加点、同点に追いつきます。
しかしその裏、気持ちをすぐに切り替えた久住は、四球を選び、盗塁、バントと細かい攻撃に2本のヒットをからめ、4点を奪取、再び並木を突き放します。
負けられない並木は4回、2つの四球に巧妙なバントで1点を返します。なおも久住の守備をついて満塁としますが、一発が出ず3者残塁となりました。
試合は、それ以降、点が動かないまま、規定時間を迎え、6回表の並木の攻撃で終了。追いつ追われつのシーソーゲームは、守備の確実性が高く、機動力に優れた久住が、8対5で勝利をおさめました。

両チームとも、試合前の練習、円陣を組んだ時や打席に入った時の気合い、試合中の声出しなど、すべてが大きな声で気迫にあふれ、態度やあいさつも立派で、決勝戦にふさわしい素晴らしい試合となりました。

並木 022100 5
久住 40400x 8

3位決定戦は、成田マリーシアズが4―2で大栄クラブルーキーズに勝利しました。
上位3チームは関東学童北総ブロック大会に、上位2チームはスポーツ少年団千葉県大会に出場します。

久住サニーズの細川晃司監督は「初回に4点取って逃げ切ると思いましたが、同点に追いつかれて、良い試合になりました。新6年が3人、新5年が6人、新4年が7人で、新チームはまだ出来上がっていませんが、今日は出し切った感があります。野球人口は減ってきましたが、小さい子もがんばっています」と話しました。

DSC_5155
新4年の嶋田憲人選手もがんばりました

 

並木ペイシェンスの吉野秀信監督は「序盤に点を取られたが、ガタガタ崩れず、粘って見せ場を作ってくれました。ミスはあったが、心折れずにがんばりました。子どもたちの涙を見たので、次は勝てるよう、前向きにいけると思います」と、雪辱を誓いました。

久住の黒木心キャプテンは「今日は今まででいちばん良い試合だった。4年ぶりの優勝なので、とても嬉しい。北総の代表として県大会に出るので、優勝したい」、川嶋滉希副キャプテンも「今日は、今まででいちばん、みんなが全力で戦った。チーム一丸となっていた。県大会も1試合1試合大切に、負けたチームの分もがんばりたい」と力強く話してくれました。
先発だったキャプテンに「僕がピンチの時に守ってくれて、チャンスで打ってくれた」、副キャプテンに「塁に出ている時、望君が打席に立つと、みんなが安心する」と、チームメイトから絶大な信頼を寄せられ、この日、4番打者として4打席3安打を放ち、2番手投手としても活躍、最優秀選手に選ばれた高橋望選手は「初めて選ばれたので、とても嬉しい」と笑顔を見せました。

Bクラスの優勝は並木ペイシェンスB、準優勝は成少フォックスBでした。

【個人賞】(敬称略) 《Aクラス》 最優秀選手賞:高橋望(久住) 優秀選手賞:川嶋滉希(久住)/加藤遥輝(並木) 敢闘賞:根本匠(マリーシアズ)/秋山拓海(大栄) 《Bクラス》 優秀選手賞:吉田良平(並木) 敢闘賞:川原功也(成少フォックス)

Aクラス優勝 久住サニーズ
Aクラス優勝 久住サニーズ

DSC_5432

Aクラス準優勝 並木ペイシェンス
Aクラス準優勝 並木ペイシェンス
Aクラス3位 成田マリーシアズ
Aクラス3位 成田マリーシアズ
Aクラス4位 大栄クラブルーキーズ
Aクラス4位 大栄クラブルーキーズ
Bクラス優勝 並木ペイシェンスB 
Bクラス優勝 並木ペイシェンスB
Bクラス準優勝 成少フォックス
Bクラス準優勝 成少フォックス

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。