皆さん、年末年始はどのように過ごされましたか? 私は、中学生と高校生の子どもを連れて、大晦日の夜から1月2日の正午まで、両親が暮らす大阪へ帰省しました。実に慌ただしかった~▼もうすぐ82歳になる父は、けっこう気が若く、博学ぶりをアピールしたがる傾向があります。テレビの紅白歌合戦から、昨年大ヒットしたアノ曲が聞こえてくると「これはあれやろ? アナと雪女」(雪の女王です)。自分たちのマンションの隣に出来たショッピングモールに、若い女性の流行最先端テナントが入ったことを、女子高生の孫に説明するのに「渋谷106が入ったんやで~」(渋谷109です)。祖父母と孫が一緒に遊べる数少ない娯楽・トランプをやった時、配られた札を見て、「○○(孫の名)、これ、よくシャックルしたんか?」(シャッフルです)。電球の色が違う箇所があったので聞くと「ELDに変えたんや」。「おじいちゃん、それを言うならLEDでしょ」と孫に言われると、「そうやった。ELDは心臓マッサージのやつや」と自信満々に上塗り(AEDです)。孫たちはお腹を抱えてゲラゲラ笑いこけ、娘はおじいちゃんの言い間違いを「そのへんのお笑いより面白い~。友だちに教えよー」とメモし始める始末▼おばあちゃんとの会話も噛み合っていないのに、お互いに何事もなかったように会話が進んでいく様子や、耳が遠くなったからか鼻歌がメチャメチャ大きくて、人混みの中でも平気で歌っている様子もおかしくて、孫たちは笑いっぱなし。でも、子どもたちは、そんなおじいちゃんが大好きな模様です。