11月22日(日)19時から、成田市内で花火大会『NARITA Yell花火~みんなに笑顔を』が開催された。これは毎年、11月に花火大会を開催している成田花火大会実行委員会が主催したもので、コロナ禍で落ち込みがちな市民の気持ちを奮い立たせるために急遽、計画され実施された。
今回は例年開催されいてるニュータウンスポーツ広場が会場ではなく、成田市下方地区にある田んぼを打ち上げ会場に変更。前日より花火の打ち上げと演出を実施する株式会社丸玉屋(東京都中央区日本橋)と花火大会実行委員会のメンバーが設営にあたった。
成田花火大会実行委員会副委員長の関恵一さんによると「毎年の花火大会を楽しみにしていた人たちもいるし、コロナ自粛で花火業者も大変な状況、少しでもみんなが元気になれれば」と語る。丸玉屋取締役の岩野成さんは「今回は会場の田んぼの中に目印をおき、地上絵を花火で演出する仕掛けをしました、もちろん本邦初公開の演出です」と笑顔で語ってくれた。当日は打ち上げの様子をドローンで撮影、YouTubeで生中継され、映像を楽しむ人たちへも十分に花火の美しさが伝わる演出をしたという。
開催当日は4つのプログラムが用意され、19時からの20分間に総数3000発の花火が上がった。開始直後、茨城県沖で震度5弱の地震があり、会場でも揺れを感じたため、安全確認のためプログラムが中断するハプニングあったが、その後は予定されていたプログラムも全て消化し無事に終了した。後日、YouTubeでドローンを使って撮影されたカットも編集し、後日公開される予定とのこと。
取材・文/編集工房中島堂本舗