
11月21日(土)、22日(日)の両日、成田山表参道にある旧千葉銀行跡地で『太鼓DEおもてなし』が行われる。主催したのは、毎年4月に『成田太鼓祭』を運営している成田まちづくり塾(小泉英樹塾長)で「秋の行楽で成田山に参詣に来る人々を太鼓の音色でおもてなし」したいということで、地元の企業の協賛を得ながら企画した。

初日は『銚子はね太鼓保存会』『大塚太鼓かずら会』22日は『八千代高等学校鼓組』、『和太鼓衆雷夢』の著名な4団体が勇壮な音色を響かせる。
初日の参加団体、銚子はね太鼓保存会の会長・宗家でもある宮崎義政さんは「コロナでオリンピック関連を含め、予定されていたイベントが軒並み中止になり、練習もままならない日々だった。久しぶりの舞台なので皆さんに元気を届けたい」と語る。

今回は新型コロナ感染症拡大の時期での開催ということもあり、各団体ごとに入替制を実施。座席も70席に抑え、毎回椅子を丁寧に消毒するなど徹底した感染予防対策を行う。事前告知は一切せずに、たまたま成田に来た人々にサプライズで和太鼓を楽しんでもらう趣向とした。

なお、今年は中止になった『成田太鼓祭』だが来年4月の開催に向けて関係各所との折衝が始まっているとのこと。成田の参道を勇壮な太鼓の響きがとどろくことが待ち遠しい。
『太鼓DEおもてなし』
主催:成田まちづくり塾
特別協賛:川豊、平山建設株式会社、米屋株式会社
取材・文/編集工房中島堂本舗