テイクアウトの新しいカタチ『なり弁スルー』  実行委員にインタビューしました!

新型コロナウィルスの影響で、多くの飲食店がテイクアウトを始める中、ドライブスルー形式で販売を行う、一風変わった取り組みが成田で始まりました。

「なり弁スルー」と名付けられたこの企画、成田山の総門にほど近い門前駐車場にドライブスルーが設けられ、有志で集まった5店舗のお弁当が買えるというもの。2020年4月24日に開催された第1回では、前日の告知にも関わらず多くの車が訪れ、用意された110個が20分弱で完売し、急遽第2回の開催が28日に開催されるなど、大きな反響を呼びました。

今回、なり弁スルー実行委員会のひとりである、川村佐平治商店の川村さんにお話を伺いました!

けーたろー

なり弁スルーお疲れさまでした! 第1回、第2回とも大好評でしたね!

第1回は残念ながら行けなかったのですが、第2回には並び、飛騨九兵衛さんの「特選和牛カルビ重」ゲットしましたよ!錦糸卵の上にとろける焼き肉…美味しかったです…。

川村さん

(笑)おかげさまで、第1回は用意していた110個で15分ほどで完売し、せっかくきていただいたにもかかわらず、買えなかったお客様もたくさんいらっしゃいました。
急遽決定した第2回では、倍の235個用意をしてもらい、こちらも開催時間の1時間でほぼ完売しました。

けーたろー

どういう経緯で始められたのですか?

川村さん

今回出店していただいている飛騨九兵衛の石橋さんからLINEで相談されたのが直接のきっかけです。

ドライブスルー形式でのお弁当販売をしているというニュースを見た石橋さんから「こういうの成田でもできないか」と相談され、興味深い取り組みだったので、自分たちでもやってみようと。

仲間の一人である成田山総門前で駐車場を運営しているHOUEI COFFEEの宮田くんに相談したところ、快く貸してくれて、実現できました。

けーたろー

え!? じゃあ、完全な有志ってことですか? てっきり青年会議所や商工会などが主体でやっているのかと思っていました。

川村さん

石橋さんも宮田くんも青年会議所(JC)つながりの仲間ですし、当日はJCの方も手伝ってくださったので、もちろんまったく関係ないわけではありませんが、どうしても団体の事業となると、実現までに時間がかかってしまいます。
今回はスピード重視ということもあり、あくまで有志の集まりといった形ですね。

けーたろー

それは素晴らしいです。機動力大事ですものね。

結構準備に時間がかかったんじゃないですか? どのくらいの期間を経て開催に至ったのでしょうか?

川村さん

最初に石橋さんから相談を受けたのが4月19日なので、5日間くらいですかね。

けーたろー

えぇ〜!!!!はやっっっ!!

川村さん

相談受けたその日に宮田くんに連絡して、場所だけ決めたら、あとは店舗を集めて。イベント開催自体はJCでノウハウもありましたので…。

けーたろー

気をつけた点はありましたか?

川村さん

食べ物を扱う関係上、間違いがあってはいけないので、保健所の方には確認と助言をいただきました。いただいた助言をもとに、具体的な運用面や営業時間を決めていきました。

けーたろー

これだけ反響があると、次回開催や出店希望の問い合わせも多いんじゃないですか?

川村さん

おかげさまで好評を得ており、次回開催が5月2日・3日に決まりました!場所はすぐ近くの「米屋観光センター」となります。

また、出店の問い合わせも来ており、可能な限り対応はさせていただいているのですが、なにぶんボランティアでやっていることもあり、すべての要望には応えきれないのが実情です。。。

けーたろー

完全にボランティアだと、限界がありますものね。。。せっかくの良い活動なのに、どんどん大きくしていけないジレンマが確かにありますね。

川村さん

地域団体主体での開催検討もされているという話も耳にしますので、自分たちの活動を機にもっと規模が広がるといいですね。

けーたろー

ありがとうございました!次回開催も楽しみにしています♪

実際に利用してみましたが、車に乗ったまま買い物できるのは、接触を気にされる方にとっても、よいシステムだなーと思いました。

テイクアウトの一歩進んだカタチのドライブスルー。もしかしたら、コロナ禍の後も、新しい購買の形として定着するかもしれませんね。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。