11月8日・9日、成田国際文化会館、成田山新勝寺参道界隈で、地域伝統芸能全国大会「日本の祭りin成田2014」が行われ、成田が熱く盛り上がりました。
同大会は、日本全国各地に受け継がれている伝統芸能を通じて、その地の観光振興や、伝統芸能自身の活性化を図るために開催されるもので、今年で22回目。2014年は、市制60周年を迎える成田で千葉県初の開催となり、「運気上昇のまち成田で出会う日本のまつり」をテーマに、全国から32団体、海外からも3団体が、成田に集結しました。
8日には「成田祇園祭実行委員会」が、「昭和48年の結成以来、祭りの中心となって、各種課題に取り組みつつ、毎年事故なく、盛大に執り行っており、地域の観光・商工業の振興に大きく貢献している」と評価され、地域伝統芸能大賞活用賞を受賞し表彰されました。実行委員会を代表して、高円宮妃殿下から直接メダルを授与された、来年の当番町である仲之町の有賀信雄さんは「一生に一度のことですから、選んでいただいて光栄です。妃殿下は品格がおありながらも気さくな方で、夜の懇親会では、実行委員会の歴史などもお話しできました」と笑みがこぼれました。
成田にいながらにして鑑賞できた全国の祭りのパフォーマンスは、いずれもクオリティーが高く、おおいに堪能した満場の観客から、大きな拍手を浴びていました。8日、総門前ステージで公演した霧島市無形文化財の「天孫降臨霧島九面太鼓」は、成田での1ステージのために、九州からクレーン付き専用トラックで30時間かけ運んできた1トンの大太鼓で豪快なパフォーマンスを見せ、聴衆をうならせました。
国際文化会館の中庭では、仙台すずめ踊りなどを一緒に踊ったり、出演団体と記念撮影を楽しむ来場者の姿がありました。20数店が並んだご当地屋台村も大盛況。昼時には長蛇の列ができ、一番人気は浪江焼きそばでした。
全国各地から集合したご当地キャラたちのパレードは大人気! 大勢の子どもたちに、熱狂的歓迎を受けていました。