神道夢想流杖術 「太誠館 徳心道場」 老若男女どなたでも始められます! 体験者募集

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昨年7月に東京武道館で行われた大会での千葉県代表の演武

 

かすかに木の香り漂う静謐な道場の空気を切り裂く鋭い気合い。ブンッと唸る杖(じょう)。極限まで神経を研ぎ澄ました身体の動き。見ているだけで心身が引き締まる思いがする。

神道夢想流杖術は、伝承によると、江戸時代の剣客・夢想権之助勝吉が、夢に現れた神童に受けたご神託「丸木をもって水月を知れ」をもとに生み出した、長さ四尺二寸一分(約128㎝)の樫の丸木=杖(じょう)を用いた武術だ。水月とは身体の急所である「みぞおち」のこと。権之助は黒田藩に召し抱えられ、神道夢想流は明治維新まで藩外不出の武術だった。「疵(きず)つけず 人をこらして戒むる 教えは杖のほかにやはある」と古歌に詠われた夢想流。命を奪いにくる相手を、刃の無い棒1本で、傷付けずに制するという唯一無二の武術は、その後、警察でも採用され、現在は全日本剣道連盟の、剣道・居合道と並ぶ「三道」の1つとして普及している。どんな攻撃をも想定して、四百年もの間、先人たちが練り上げてきた最も合理的な形だ。

館長の西海鎌太郎さんは、杖術の魅力を「老若男女、年齢に関係なく始められる」「棒1本あれば稽古できる」「心と体、気力、集中力が鍛えられる」「胆力が整い、武道の神髄、日本の心を学ぶことができる」と話す。「定年後の生き甲斐を求めて入った方もいます。お子さんは礼儀作法を学ぶだけでもいい。女性はかえって力が抜けて良い形が演じられます。稽古は誤魔化しが通じません。心は形に現れるのです」。
あなたも杖道を始めてみませんか。いつでも見学大歓迎です!!

▽富里市七栄交番となり
▽土曜14時~16時30分/木曜18時~20時(その他の日時も応相談)
▽月謝5000円 (高校生以下 無料) ※入会金なし
▽問…℡0476(93)1789(西海)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。