日本陸上界待望の9秒台が出た。
4年前、高校3年で10秒01をマークしてから、9秒台の期待を背負いながら苦しい大学時代を耐えてきた桐生祥秀選手。
記録が出た瞬間、笑顔の桐生選手と対照的だった涙のコーチ。
テレビで拝見して、指導者の方々も辛い4年間だっただろうと拝察し、その姿が胸に迫った。
桐生選手が日本新記録を出した「日本学生陸上競技対校選手権大会」では、成田高校出身の選手たちも躍動した。
昨年、駅伝全国5位のチームリーダー・加世田梨花選手が名城大学のルーキーとして、1位と100分の37秒差の16分05秒22で5000m準優勝の快挙!
城西大学3年の上田未奈選手は、1500m4分28秒50で準優勝!
日本大学2年の山本竜大選手も、400mハードル50秒29で準優勝!
4×400mリレーでもアンカーを務め、7位入賞。
中央大学3年の藤川哲平選手は、同じくマイルリレーの1走として6位入賞。
早稲田大学3年の根岸勇太選手は、4×100mリレーの1走として8位入賞を果たした。
親御さんの元を離れ、環境が激変したであろう加世田選手が、1年生でいきなり結果を出した。
その努力を思う。
成田高校時代、小柄な身体で男子と一緒に弾むようにグラウンドを走っていた加世田選手が懐かしい。
昨年のインタビューで、最終的にはマラソンを視野に入れていると話してくれた加世田選手。
これから、どこまで大きくなるのか、期待が膨らむ。