『月はひとつ 太陽はひとつ 星はいっぱい』 成田の若手演劇人が頑張ってます♪ 入場無料! 昼も夜も観てね~!

 今週末10月29日(土)、もりんぴあこうづMORI×MORIホールで、『月はひとつ 太陽はひとつ 星はいっぱい』が、10年ぶりに再演されます。

▽昼公演(月バージョン):12時30分開場 13時開演
▽夜公演(太陽バージョン):18時開場 18時30分開演
▽入場無料

昼と夜では、4人以外配役が変わります。
違いが楽しいとのことなので、ぜひ両方観てください♪

【あらすじ~どうも あなたは死んじゃいましたね―歌いましょう~】

自らを交通事故で亡くした香奈のもとに、一人の男が現れる。
彼は天使。香奈を天国へ連れていく担当だという。
「天国に行くためには、心を軽くしなくてはならない。
心を軽くするためには、『歌』を歌うとよい」。
最初は抵抗する香奈だが、香奈のマイナスな気持ちがうつることにより、夫・宏行の具合が悪くなっていく姿を見て、歌うことにする。
宏行は会社の仲間に、香奈は天使たちに支えられて、だんだん心が軽くなっていき、いつの間にか5年が過ぎていた。

【脚本も演出も成田出身者】

脚本は、成田市民劇団の初代指導者、芝居屋かめやま丸のおおやまひろこさん。
今回の演出は、10年前にこの芝居を観ていた19歳のみうさん。
「この作品が好きで、いつか自分が演出したいと思っていました。今回、再演するために『月星計画』を立て、この芝居のためだけに役者もスタッフも募集しました」と話します。

今回の芝居創りのポイントは、「世界観を重視して創っています。ストーリーにまとわっている雰囲気を楽しんでもらいたい。歌にまつわるお芝居なので、連動する歌も楽しんでもらいたい」。
配役は直感で決めたといいますが、「はまったからうれしい」。
しかも、昼公演と夜公演では、4人以外をダブルキャストにしました。
みうさんも、ほかのキャストも、「内容もキャストも同じなのに、配役が変わるだけで、こんなに違った雰囲気の芝居になることが面白い。ぜひ昼夜ともに観てください。2回楽しんでいただける作品となっております!」。

【キャストに聞く】

2週間前の稽古を拝見しました。
今回の芝居が初顔合わせとは、とても思えない馴染んだ雰囲気の中、みうさんの声が飛び、ラストシーンが何度も繰り返し、稽古されていました。

役について&お客様に観てもらいたいところを、キャストに伺いました。(敬称略)

《麻央》 妻・香奈役
なんと芝居をするのは初めてと聞いてビックリ! とてもそうは見えない堂々とした演技です。
「セリフを覚えるのも、セリフを言いながら動くのも難しい。初めてなのに重要な役どころで、最初は悩みました。吹っ切れたのは、稽古中にフッと香奈の存在が飲み込めた時。コミュニケーションをとりながら、関係性も分かってきて、自信が出てきたら笑顔も出てきました。すべてに頑張ります。歌中心に観てもらってもいい。楽しさが伝わればいいなと思います」

《川崎マヨラ(成田市民劇団)》 夫・宏行役
10年前の『月星』を観た川崎さんですが、演じるのは初めてなので、新鮮だといいます。
10年来の友人であるみうさんの演出で演じるのも、不思議な感覚だとか。
「最近起こることすべてが、10年経ったんだなと、感慨深すぎて、逆にピンと来ない感じです。
初顔合わせの人がたくさんいるので楽しい。中には都内から参加している高校生もいて、成田で演劇をやってくれる人がこんなにいるんだ・・・と。
本番まで2週間しかない。まだまだ残っている、やるべきことをやっていかなくては」

《佐藤ゆうざぶろう》 天使役
高校演劇部員の佐藤さん。
今回初めて、高校演劇とは違う劇をやること、なにより、大学生と演劇をするということが、不安で不安でたまらなかったそうです。
しかし、「『高校演劇とは違うなー』と思いますが、今は、そんな不安も杞憂でしかなく、毎回の練習が楽しみでしょうがないです。何か一つでも、心に残るような劇になればと思います」

《阿部香奈子》 まーちん(夫婦の友だち)&涼子(宏行の再婚相手)役
小学2年から6年まで成田市民劇団に所属していた阿部さんは、今回が6年ぶりの舞台だそう。
「ちっちゃい時は恥ずかしいとか思わなかったけど、大学生の今、ちょっと恥ずかしい・・・けど楽しい。同窓会みたいです。まーちんは元気な女性で、涼子はいいオンナ風。よく出来た再婚相手を頑張ります!」

《ふみやますぎや(劇団オムライス)》 妖(天使の上司)&社長(宏行の上司)役
「ダブルキャストを演じるのは初めてなので、セリフを覚えるのが大変」というふみやまさんですが、「今回の役は、2人ともマイペースで明るいから、やりやすい。ややこしいことを考えずにできるから、楽しいです。ラストシーンがきれいに終わるので観てください。妖は、いろいろな登場のしかたをするので、いつどこから出てくるのか、ワクワクしながら観てほしい」

《五十嵐俊輝》 半沢(宏行の同僚)&妖役
小学6年~中学3年まで、芸能事務所に所属し、テレビドラマ『受験の神様』や、AKBのPVに出演経験もある五十嵐さんですが、舞台は初めてとのこと。
「テレビはやり直しができ、マイクも近くにありますが、舞台は本番1回で修正がきかない、声量もはらなくてはいけない。全然違いますけれど、楽しいです。いちばん面白い役、独特な雰囲気を持つ妖と、誰かの役に立ちたいのに結局迷惑をかける半沢さん。楽しんでやってます。昼夜違うのが面白いので、ぜひ両方観てください」

《土橋美月》 涼子&まーちん役
高校演劇部で芝居をはじめ、以来、フリーで、あちらこちらの舞台に出演している土橋さん。
「まーちんは、自分に近く、明るくてやりやすいけれど、涼子さんはやったことのない役。とまどっていますが、意外な配役でうれしい。私は歌いませんが、歌が大事なシーンで効果的に使われているので、聴いてほしい。私は、ダンスが前列センターなので、ダンサー土橋を観てください」

《渡辺紗希(Aチームグループ)》 ともか(再婚相手の子ども)&社長夫人役
芸能プロダクションに所属して、Jポップの歌手を目指している渡辺さん。
阿部さんとは中学時代からの友人(ちなみに成田西中です♪)で、今回は、プロになるために何でもチャレンジと、ツイッターを見て応募したそう。
「芝居は初めて。毎回の練習が新発見です。ああすればよかった、こうすればよかったと、毎回考えます。人間的に成長させていただける舞台です。
いちばん子どもといちばん大人を演じ分けるのは大変。バイト先でも『子どもってこんな飲み方するんだ~、こんなしゃべり方するんだ~』と、子ども観察が日課になりました。与えられた仕事をできる限りするだけです」

《水越優梨子》 社長夫人&ともか役
「演劇をするのは初めてで、少し緊張しています(笑)。芯の通った女性・緑さん、可愛らしいともかちゃん、2つの全く違う役を、演じ分けられるように頑張ります!」

《三好聖》 たーさん役
「自分にとっては夢にまで見た初公演ということで、お客様に感動を与えられるようなものを、みせられたらいいと思っています!
精一杯頑張るのでよろしくお願いします!」

《水津ヒカル》 半沢&社長役
高校演劇部員の水津さん。
「今回、2つの役をやらせていただきます。どちらも場を和ませるようなキャラなので、見てくださるお客さんに楽しんでいただければ幸いです。僕も精一杯演じたいと思います。どうぞよろしくお願いします!」

その他の出演者
マコト みさと

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この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。