熊本に心をつなぐ義援金 ホテル日航成田とお客様

4月14日に起こった熊本地震。
ホテル日航成田では、発生直後から、スタッフ・通用口・フロント・館内レストランに募金箱を設置し、5月31日までに寄せられた義援金112,635円を、日本赤十字社を通じて熊本に届けました。

【日航熊本と日航成田の縁】

ホテル日航成田の吉髙誠総支配人は、2000年~2002年、ホテル日航熊本の開業準備スタッフとして、熊本にいました。
「今も当時の仲間が日航熊本にいます。地震当日、すぐにメールを送りました。翌日、返信があり、混乱しているが、スタッフにケガや、建物に大きな損壊はないこと、しかし、休業せざるを得ないことを知りました。スタッフの中には、避難所や車から通勤している人もいました。『出来ることがあれば、言ってください』と言うと、『心の原風景《熊本城》がこんなことになって、辛く悔しい。しかし、ピンチをチャンスに変えてみせるので、応援してください』という返信が来たのです」。

【感謝ビデオ】

日航熊本は、1か月後の5月14日に営業を再開。
そして開業14周年記念日の5月31日、日航成田に「元気でやっています。いろいろな人が応援してくれているので作りました」と、ホテル再開までを記録した感謝ビデオが送られてきました。

【熊本応援チャリティミニリボン】

ビデオは日航成田のスタッフの間に大きな感動を呼びました。
誰からともなく「返信ビデオを作ろう。さらに何か応援できないか」という声があがり、『熊本を応援チャリティミニリボン』が企画されました。

熊本は、森鴎外や夏目漱石の著書にも書かれたほど、緑豊かな土地。
復興の象徴として「緑のリボン」を1300個、スタッフ全員で手作りし、7月と8月、ホテルのバーベキュー会場に置き、1個100円で販売したところ、募金してくださったお客様も多く、463,804円になりました。

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一つひとつ、スタッフ全員で手作りしました
一つひとつ、スタッフ全員で手作りしました

【「復興支援 成田市民号 熊本の旅」に託す】

3日、吉髙総支配人は、熊本への義援金を、来月13日・14日に行われる「復興支援 成田市民号 熊本の旅」に託すため、成田市役所を訪れました。

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日航熊本・日航成田、双方のビデオが上映され、義援金が小泉一成成田市長に手渡されました。

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この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。