成田祇園祭の最終日10日は、前日の雨がウソのような祭り晴れ!
午後1時からの総引きを見ようと、参道の両側はお客様でビッシリでした。
【山車・屋台の総引き】
成田山総門をさらに下ったあたりに10台の山車・屋台が待機する中、若者頭たちが集まり、祭りの終焉に向けて、枡を交わし、最後の気合いを入れます。
いよいよ、仲之町の坂の駆け上がりに出発です。
本年度の駆け上がり順は、花崎町、交道会、上町、本町、仲之町、土屋、幸町、囲護台、田町、東町。
今年は、坂のてっぺん、薬師堂の前に初めて待機してみました。
最後の駆け上がり、若者頭の「ピーーーーーー!!!」という鋭い笛の音と、「行け~!」と言わんばかりに真っ直ぐ前に力強く突き出された扇子を合図に、子どもも大人も一斉に走り出します。


そのまま進行方向JR成田駅方面に向かう町と、右方向・幸町方面に向かう町。
特に駆け上がった後、幸町方面に曲がるのが、一苦労! 気合い十分の曳き廻しで、綱にかける体重を加減しながら方向を変えます。
綱が膨らむと、とても危ないので、警察や警備の方々、綱に付いている方々が、必死に調整をしてくださっていて、 カメラを向けながら、緊迫感と迫力を感じました~。
【御輿還御式】
午後4時30分からは、成田祇園祭の最後の儀式、御輿還御式と、締めの総踊り。
御輿還御法楽を終えて・・・
あいさつに立った諸岡勲実行委員長は、最後に、成田祇園祭と同じように「後世に歌い継ぎたい歌」として、昭和に創られた『成田まゐり』を、朗々と紹介しました。
若者頭らによる三本締めでは、東日本大震災、熊本地震など天災からの復興推進が、成田山交道会の齊藤忠介若者頭から力強く宣言され、会場の思いが一つになりました。
御輿が、光明堂に還って行きます・・・
【最後の総踊り】
各町のパフォーマンスは、個性がそれぞれに光り、見比べるのが楽しい♪
成田山交道会は、毎年、最後の総踊りの締めに「木遣り」を奉納します。
今年も、齊藤若者頭の張りある美声による「木遣り」が、新勝寺の夕映えの空に響き渡りました。