成田祇園祭2016 最終日も熱く暑く~! 東日本大震災 熊本地震の復興を祈って 

成田祇園祭の最終日10日は、前日の雨がウソのような祭り晴れ!
午後1時からの総引きを見ようと、参道の両側はお客様でビッシリでした。

【山車・屋台の総引き】

成田山総門をさらに下ったあたりに10台の山車・屋台が待機する中、若者頭たちが集まり、祭りの終焉に向けて、枡を交わし、最後の気合いを入れます。

いよいよ、仲之町の坂の駆け上がりに出発です。

DSC_1746

本年度の駆け上がり順は、花崎町、交道会、上町、本町、仲之町、土屋、幸町、囲護台、田町、東町。

今年は、坂のてっぺん、薬師堂の前に初めて待機してみました。

最後の駆け上がり、若者頭の「ピーーーーーー!!!」という鋭い笛の音と、「行け~!」と言わんばかりに真っ直ぐ前に力強く突き出された扇子を合図に、子どもも大人も一斉に走り出します。

若者頭の笛と扇子の合図で!
若者頭の笛と扇子の合図で!
一斉に走り出す!

そのまま進行方向JR成田駅方面に向かう町と、右方向・幸町方面に向かう町。
特に駆け上がった後、幸町方面に曲がるのが、一苦労! 気合い十分の曳き廻しで、綱にかける体重を加減しながら方向を変えます。
綱が膨らむと、とても危ないので、警察や警備の方々、綱に付いている方々が、必死に調整をしてくださっていて、 カメラを向けながら、緊迫感と迫力を感じました~。

【御輿還御式】

午後4時30分からは、成田祇園祭の最後の儀式、御輿還御式と、締めの総踊り。

 

御輿還御法楽を終えて・・・

あいさつに立った諸岡勲実行委員長は、最後に、成田祇園祭と同じように「後世に歌い継ぎたい歌」として、昭和に創られた『成田まゐり』を、朗々と紹介しました。
DSC_2215

若者頭らによる三本締めでは、東日本大震災、熊本地震など天災からの復興推進が、成田山交道会の齊藤忠介若者頭から力強く宣言され、会場の思いが一つになりました。

DSC_2222

御輿が、光明堂に還って行きます・・・

【最後の総踊り】

各町のパフォーマンスは、個性がそれぞれに光り、見比べるのが楽しい♪

成田山交道会は、毎年、最後の総踊りの締めに「木遣り」を奉納します。
今年も、齊藤若者頭の張りある美声による「木遣り」が、新勝寺の夕映えの空に響き渡りました。
DSC_2275

 

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。