「成田山のすぐ近くに、こんな道あったんだぁ〜!」
成田市子どもセンター協議会の主催イベント「成田散歩でござる!」が3月13日行われ、10組29人の小学生親子が参加しました。
今回ガイドをつとめてくれるのは、成田の裏道歩きの魅力を伝えようと活動しているサークル「ふれ成」のみなさん。近くに住んでいても、意外と知らない、成田再発見の散歩が、さぁスタートです!
市役所を出発。まずは市役所通りを下り、栗山公園に向かいます。花壇に植えられた菜の花がきれいですね!
蒸気機関車D51が展示されている栗山公園に到着。その迫力に釘付けになる子どもも。説明の後は、体をあたためるためミニゲームで盛り上がりました!
栗山公園を抜け、電車道に出てきました。かつて成田と宗吾をむすぶ、成宗電車の軌道敷だった電車道。100年以上前に作られたレンガ造りのトンネルは、一昨年、国の土木遺産に認定されました!
1つめのトンネルを抜けたところ。写真左手の階段を登り、成田幼稚園方面に向かいます。
成田幼稚園の敷地沿いの小道をさらに進みます。こんなところ、行ったことない!細い道に、探検ムードがただよいます。
小道を抜けると、成田山を望む高台に!光輪閣が見えますね。「おぉ〜!ここはレアなスポット!いい眺めだなぁ」と、お父さんからも思わず感嘆の声が漏れます。本当にいい眺め!本町の愛宕様だそうです。
急な階段を降りて鳥居をくぐると、本町の路地に出ます。昔は役場や税務署などがあった、官庁通りだったそうです。へ〜、知りませんでした。。。
信徒会館前でいったん休憩。またまたミニゲームで盛り上がります。子どもたちの笑顔、本当に楽しそうですね!
ミニゲームをした後は、自由行動。それぞれ、成田山の参道で、気になるお店をチェックしていました。「こんなお店、いつの間にできていたの!?」
仲ノ町の坂を登りながら、待ち合わせ場所の薬師堂に到着。1655年に成田山本堂として建立され、初代市川團十郎が子宝祈願をしたと言われる、由緒ある御堂だそうです。かつての本堂だったことを知らない方もいらっしゃいました。
薬師堂の脇の細道を通り、出てきたのは、なごみの米屋さんの敷地内にあるお不動様旧跡庭園を見学。
お不動様旧跡庭園を抜け、迷路のような路地を抜けて、線路沿いを歩くと、「なかよしトンネル」の上へ!こんな抜け道あったなんて、記者の私も知りませんでした。さらに麺や福一さん前にある、路地をあがっていきます。
路地を抜けると、今回のゴール、JR成田駅前ミスタードーナッツ前にある権現山の脇に出ます。石碑の謂れなどをふれ成のガイドさんに聞き、ここでも「へぇ!」の連続!
成田市役所から権現山まで約2kmの道のりは、「こんな道あったんだぁ!」の驚きの連続!
ご近所同士で参加していた、公津の杜在住の小川さん親子・内田さん親子に、今回印象に残ったスポットを聞くと、迷わず「裏道が楽しかった!」と声を揃えて答えてくれました。
ガイドを務めてくれた「ふれ成」さんは、月1回定期的に、今回のような、成田の裏道歩きを実施しています。次回の裏道歩きは3/29です。6/11には三里塚ウォークラリーも予定しているとのこと。ホームページで情報を発信しているので、興味のある方は参加してみてはいかが?
ふれ成(ふれてみよう!かかわってみよう!成田)ホームページ『成田裏道歩き』
今回、イベントを主催した「成田市子どもセンター協議会」は、子どもの体験活動と、情報紙「なりきち」での情報発信をしてきましたが、平成28年3月をもって閉設されることになりました。今回の「成田散歩でござる!」は最後の自主事業となり、長年、成田市に住んでいる親子に親しまれてきた「なりきち」も69号で最終号となります。
今後の子ども向けの市のイベントについては、生涯学習情報誌「いきいきNARITA」や、インターネット上の「まなび&ボランティアサイト」「なりた子育て応援サイト」などで情報発信していくそうです。
**おまけ**
今回の散歩コースを線でたどってみました♪(写真の位置もプロットしてあります)