2月21日、成田市中台体育館で、「第32回エアポート杯争奪少年フットサル大会」が行われ、24チームが参加、熱戦が繰り広げられました。
決勝戦は、成田FC対FCボレイロ成田レッド、成田勢同士の戦いとなりました。
《前半は成田FCがリード》
前半、2点を先制したのは成田FC。ボレイロも1点返しますが、成田FCがすぐに追加点をあげ、3―1。
ボレイロもまた加点しますが、前半戦は4―2で成田FCリードのまま終了します。
《後半の激闘 シーソーゲーム》
後半突入、この10分が劇的展開となりました。
いきなりボレイロが勢いよく反撃に転じ、あっという間に3ゴール、5―4と逆転に成功します。
しかし、成田FCも負けてはいません。すぐに同点に追いつき、5―5。
ここから両チーム1歩も譲らない、すさまじい戦いが展開されます。
次の得点はボレイロで6―5。
その次の得点は成田FCで、またもや6―6の同点。
試合時間が短いフットサルだけに、プレーする選手たちは1秒も無駄にするまいと、鬼の形相でスピーディーに動き回ります。
手に汗握るシーソーゲーム、ゴールに向かってボールが放たれるたびに、両チームのベンチのみならず、会場全体が歓声に包まれました。
試合は6―6のまま、延長戦にもつれこむかと思われたロスタイム。
ボレイロが放ったシュートがゴールに突き刺さりました。
成田FCにとっては反撃に出る間もない、非情な試合終了のホイッスル。
ボレイロが7―6で劇的勝利をおさめました。
閉会式の大会講評では「決勝戦はどちらが勝ってもおかしくない素晴らしい試合でした。大会通じてフェアプレーが光り、イエローカードが1枚も出ませんでした。きれいなプレーで、けが人も出ませんでした」と、選手たちが讃えられました。
FCボレイロ成田の渡辺源蔵監督は、「ハーフタイムには『まだ前半が終わったばかり。流れを作るために遠くからでも打とう。打った後につめよう』と言いました。最後は絶対にチャンスが来ると思っていました。後半、あっという間に逆転しましたが、3回ものシーソーゲーム。両チームとも神がかりです。シーソーゲームは何度も経験しましたが、今日は、どちらも最後まであきらめない、決勝戦にふさわしい両チームの選手に感動しました。ボレイロは今日は全員が出場しました。ベンチを含めて選手全員が自分の持ち味を出してくれました。全員の強い気持ちと頑張りが、残り30秒のゴールに結びついたと思います」と、激闘を振り返りました。
試合結果は次の通りです。
【予選リーグ】(同率は得失点差による)
[A]①成田FC2勝 ②FC佐倉1分1敗 ③クレンサ栄レインボー 1分1敗
[B]①日吉台SC 2勝 ②みつわ台FC 1勝1敗 ③セレステ成田ゴールド2敗
[C]①エステレーラSC 2勝 ②酒々井FC 1勝1敗 ③FC根郷 2敗
[D]①三里塚FC 2勝 ②FCボレイロ成田ブルー1勝1敗 ③クレシエンテ成東 2敗
[E]①大栄FC 2勝 ②ときがねFC1分1敗 ③志津FC1分1敗
[F]①FCボレイロ成田レッド 2勝 ②FCウイングス1分1敗 ③セレステ成田JFCスパーク 1分1敗
[G]①光ジェイエッグス 1勝1分 ②七栄FC 2分 ③芝山JFC1分1敗
[H]①FCドリーム 2勝 ②山武FC 1勝1敗 ③成田SSS 2敗
【決勝トーナメント】
[準々決勝]成田FC6―2日吉台SC/エステレーラSC6―2三里塚FC/FCボレイロ成田レッド7―2大栄FC/FCドリーム5―1光ジェイエッグス
[準決勝]成田FC4―3エステレーラSC/FCボレイロ成田レッド8―3FCドリーム
[決勝]FCボレイロ成田レッド7―6成田FC
【敢闘賞(産経新聞社千葉総局賞)戦】
※準々決勝の敗者トーナメント
日吉台4―2三里塚/大栄7―0光
大栄5―4日吉台
【敢闘賞(東京新聞賞)戦】
※予選リーグ各2位同士のトーナメント戦
佐倉10―5ときがね/七栄6―2酒々井/ボレイロブルー13―2山武/みつわ台3(PK5―4)3ウイングス
七栄8―1佐倉/ボレイロブルー9―0みつわ台
ボレイロブルー8―2七栄
【敢闘賞(千葉日報社賞)戦】
※予選リーグ各3位同士のトーナメント戦
芝山2―1クレンサ/セレステ成田スパーク7―4クレシエンテ成東/根郷4(PK2―1)4志津/成田SSS12―2セレステ成田ゴールド
芝山4―2セレステスパーク/根郷5―2成田SSS
芝山4―1根郷
【大会フォト】
成田市サッカー協会様から、大会のお写真をいただきました♪
いつもありがとうございますm(_ _)m