和歌山県開催の全国障害者スポーツ大会に出場した、成田市在住の吉岡秀明さんが、砲丸投げとジャベリックスロー(やり投げ)で2冠を達成、しかも2種目とも大会新の快挙です!
吉岡さんにお願いしてありました大会レポートをお届けします♪ 臨場感満載です。
2015紀の国わかやま大会(全国障害者スポーツ大会)
10月24~26日 紀三井寺運動公園陸上競技場
入口の門や手すり、鉢植えのカバーなど紀州材(ヒノキ)が使われていて、キレイな競技会場でした。
選手控えから競技場、サブトラック、投てき練習場も近くにあり、選手の移動を考えると、競技会場は大きければいいというわけではない事がよくわかる、コンパクトで負担が少ない競技会場でした。
宿泊は関西空港近くのホテルだったので、和歌山大会に来ていたのに、和歌山グルメなどは堪能できませんでした。
部屋は男3人で、無駄に夜景がきれいに見える34階の広い部屋でした。
開会式は皇太子様もきているので、パスとリストバンドがないと、場内には入れません。
大会期間は3日間でしたが、自分の競技は2日目に2競技(12時砲丸投げ・17時20分ジャベリックスロー(ヤリ))でした。
関西入りしてから足の痺れなどがあり、あまり調子が良いとはいえませんでしたが、競技日の朝、起きた瞬間、やたら調子の良さを感じました。
まずは砲丸投げ。投てき台というものに乗り、左手でグリップを握り、投げます。砲丸の重さは3㎏です。
前回大会までの大会記録は7.61mでしたので、狙いは大会記録、いければ8mと思っていました。
結果は7.78mの大会新記録で優勝。まずは金メダル1つ獲得です。
直前練習で、砲丸投げよりさらに調子が良いと感じていたジャベリックスロー。こちらも投てき台に乗って競技します。
練習が1投あり、その後3連投します。
前回大会までの大会記録は20.27m。
結果は21.38mの大会新記録で優勝。
金メダル2つ獲得と大会新記録2つの更新、両種目とも自己ベストでした。
ジャベリックスローでは一つオチがありました。
第2投が大会記録の投てきでしたが、ちょうどその時、チームメイトの千葉県選手が1500mを走っており、先頭を走っていたのに転んで2位になり、ゴールの30m手前で抜き返して1位になる瞬間で、千葉チームは多分、自分の最長の投てきは誰も見ていないのでは・・・ということがありました。
千葉県の金メダル獲得数は65個(水泳やアーチェリーなど含めた全競技)。
これは全国2位で、千葉県過去最高の獲得数でした。
千葉の障害者スポーツは強いです。
もっとたくさんの人に、障害者スポーツと千葉の強さを知ってもらいたいです。
ちなみに1位は東京で104個、2位は千葉、3位和歌山、4位が大阪府。
いつも開催県が2位になりますが、今回は千葉が抜いてしまいました。
閉会式のファイナルステージは堀内孝雄さんでした。
まだ予定の曲が終わる前からアンコールがかかるくらい、盛り上がっていました。
来年の開催は岩手県です(マスコットキャラのそばっち&今回キャラのきいちゃん)。