6月26日、富里市福祉センターで、「富里市高齢者見守り協力事業者ネットワーク事業情報交換会」が行われました。
同事業は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、富里市が、地域に密着する事業者に協力要請して、昨年7月から取り組んでいるものです。
あいさつに立った相川堅治富里市長は、立ち上げ当初は9つだった協力事業者が42に増え、見守り体制が大きく飛躍したことを感謝し、さらなる協力を呼びかけました。
成田警察署生活安全課長は、富里市における高齢者の孤独死について触れ、「見守りには、地域、関係機関、行政だけでなく、みなさんの職域の力が不可欠」と話しました。
事務局からは、新聞配達員の「ポストに郵便物がたまっている」という通報から、関係諸機関が連携して、所在が判明した事例、配食サービス事業者の通報から、地域包括支援センターの定期的な見守りにつなげた事例、宅配業者の通報から、独居高齢女性の自宅に緊急連絡装置を設置した事例などが、報告されました。
次に、2つの協力事業者から、取り組みの発表がありました。
まずは、弊社(株)成田新聞販売。
毎日、朝夕の新聞配達時に、新聞や郵便物がたまっていないか、異常な声や物音が聞こえないか、徘徊と思われる人はいないか、などに気を配っていること、集金時には、「最近どうですか?」などコミュニケーションを取ることを心がけ、通常の在宅時間帯に不在が続く場合などは、近所の方に声かけをしたりすること、いなくなった高齢者を一刻も早く発見するための「SOSネットワーク」からの情報を、配達員に周知徹底させていること、などを発表させていただき、最後に「街の便利屋として、日々のコミュニケーションで、地域に密着していきたい」と締めくくりました。
次に(株)セブン-イレブン・ジャパン。
1年365日、広域をカバーし、必ず対面で手渡しするお届けサービスを通じての見守り活動と、高齢者雇用による生き甲斐・健康促進を2本柱にした取り組み、また来店した高齢者の、認知症が疑われる異変に対応するために認知症サポーター養成講座、ケアマネージャーやヘルパーとの情報交換会を取り入れていること、店内で高齢者が倒れた際の対応なども発表されました。
平成27年6月26日現在の協力事業者は次の通りです。
富里市では、協力事業者を、随時、受け付けています。
お問い合わせは、富里市役所健康福祉部高齢者福祉課高齢者施策推進室まで。
℡0476(93)4981
【富里市高齢者見守り協力事業者】
(株)成田新聞販売、朝日新聞ASA成田南部・富里、読売センター新成田((株)鈴木新聞店)、松尾新聞販売、毎日新聞三里塚販売所、生活協同組合コープみらい千葉県本部、千葉県ヤクルト販売(株)、(株)ジェネッツ千葉本店、(株)セブン-イレブン・ジャパン、セブン-イレブン富里獅子穴店・富里七栄東店・富里十倉店・富里七栄北店・富里店・富里七栄南店・酒々井インター店・富里新中沢店・日吉台店・日吉倉店・富里御料店・富里葉山店・富里七栄中央店・東京電力(株)成田支社、日本郵便(株)富里郵便局・富里七栄郵便局・富里十倉郵便局・富里日吉台郵便局、第一生命保険(株)成田支社、(株)地域新聞社、富里エコサービス(株)、(有)中央興業、(有)北総クリーンサービス、大成企業(株)、(有)下総衛生、あいおいニッセイ同和損害保険(株)千葉支店、あいおいニッセイ同和千葉支店プロ会、生活協同組合パルシステム千葉、読売センター富里、わんまいる七栄・つだ、(株)津田商店、ライフデリ成田・富里店