「日本一」と認定された♪ 成田太鼓祭に行ってみました~♪

4月18日、19日に開催された「~圏央道大栄インター開通記念~第27回成田山奉納『成田太鼓祭』」に行ってきました~。

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成田太鼓祭は昨年まで「関東一」と称されていましたが、規模、出演団体のレベルの高さ、そして何より観客動員数の多さが決め手となり、今年、(公財)日本太鼓財団から「日本一」のお墨付きをもらいました! 千葉県太鼓連盟の宮崎義政会長は、「回を重ねるごとに盛り上がり、昨年は22万人のお客様に来ていただきました。太鼓祭の動員数としてはありえない驚異的な数字です。参道でのパフォーマンスは珍しいと思います。27回やってきて実を結んだのかな」と話してくれました。

宮崎会長による手締め
宮崎会長による手締め

18日の開幕には行けなかったので、夕方の千年夜舞台から拝見しました。

夜舞台に先立ち、気仙町けんか七夕保存会の菅野剛副会長が、あいさつに立ち、大震災直後に成田から贈られた太鼓で小中学生が練習していること、陸前高田で行われてきた全国太鼓フェスティバルが復活したことなど、報告とお礼が述べられ、今年も成田太鼓祭実行委員会から義援金が贈呈されました。

いよいよ、千年夜舞台の開始です。まず、千葉県が誇るジュニアチームと八千代高校が、次々と素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

県優秀賞「太鼓衆 楽」のジュニアチーム「疾風組」。中学生と小学6年生とは思えないほど、レベルの高いパフォーマンスにビックリ!
県優秀賞「太鼓衆 楽」のジュニアチーム「疾風組」。中学生と小学6年生とは思えないほど、 レベルの高いパフォーマンスにビックリ!
県最優秀賞の「和太鼓 凪」ジュニアチーム「獅子」。大人顔負けの演奏!
県最優秀賞の「和太鼓 凪」ジュニアチーム「獅子」。大人顔負けの演奏!

 

「八千代高校 鼓組」は、関東大会5連覇。昨年、全国2位!
「八千代高校 鼓組」は、関東大会5連覇。昨年、全国2位!

そして登場! 林田ひろゆき&ZI-PANG! 林田さんは日本を代表する和太鼓のトッププレーヤーのひとりで、かつぎ桶太鼓の第一人者。「太鼓は音楽としても発展する必要がある」との考えから2000年からプロデュースしている、音楽性や個性を重視したユニット「ZI-PANG」を引き連れて、成田山大本堂のステージに来てくれました。

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闇が深まるにつれ、かがり火の炎がいっそうステージを盛り上げます。曲の盛り上がりに合わせたかのように炎が燃え上がる場面もあり、雰囲気は最高!

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最後には、林さんが太鼓で刻むリズムを、お客様が手拍子で反復する、参加型のパフォーマンスもありました。だんだんリズムが難しくなると、笑い声とともに「できないよ~」の声が上がりました。

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林田ひろゆき&ZI-PANGの、圧倒的なテクニックとグルーブ感! 成田で観られて幸せでした~。

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18日の夜は、表参道がロウソクの灯りに揺らめきました。

 

19日のオープニング、36団体850名の打ち手が大本堂前を埋め尽くした「千願華太鼓」も圧巻! 各団体のデモンストレーションの後、全員で奏でた「平和の祈り」が空に舞い上がり、世界中に広がる思いがしました。成田山新勝寺だからこそ、この荘厳、壮大な雰囲気を醸し出せることも再確認! 成田に住んでて良かった~。

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ちっちゃい子たちも一生懸命、がんばってました~♪
ちっちゃい子たちも一生懸命、がんばってました~♪
かわいい出演者にお客様も大きな拍手!
かわいい出演者にお客様も目が釘付け!

参道の8カ所の特設ステージでも、個性いろいろなパフォーマンスが繰り広げられ、観客を楽しませました。

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サンバのリズムにつられて、お客様たちも踊り出す!
サンバのリズムにつられて、お客様たちも踊り出す!

各ステージには東日本大震災復興支援募金箱が設置され、高校生が道行く観客に呼びかける姿もありました。

中高生の出演が主だった弘恵会田町駐車場「ANAみらいステージ」は、ハイレベルな成田高校放送部が運営と放送を担当し、落ち着いた進行を見せていました。

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初参加という2年生の板橋春花さんは「今日は仕事をしていますが、太鼓がすごいから、お客さんとして観ているのが楽しい。引退しても観にきます」。

19日の午後は、雨が降ったり止んだりの生憎のお天気になってしまい、予定が遅れる場面も。同ステージでは、東京の明星学園が雨天用のパフォーマンスを見せました。太鼓を使わない迫力満点のボイスパーカッションと素晴らしいエア演奏に大感動! 日頃、どれだけしっかり練習しているかがうかがえる最高のステージに、満場の拍手が贈られました。

素晴らしいパフォーマンスでした!
素晴らしいパフォーマンスでした!

成田太鼓祭のフィナーレは、28団体による太鼓パレード。多彩な出演者たちが、成田駅前から成田山総門前までを約1時間半かけて、楽しく賑やかに練り歩きました。各団体の先導は、成田国際高校の生徒が担当しました。

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今年は、22万5000人のお客様が来場したそうです。
「日本一」の太鼓祭、来年も楽しみです。

 

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。