圏央道の神崎IC―大栄JCT5月開通(予定)を記念して、3月29日、間に位置する下総ICを発着点としたプレイベント「スカイウォーク」が開催されました。
当日は晴天、申込も不要で、「高速道路を歩ける」貴重な体験に、約3600人が参加しました。
県議、市議、成田国際空港(株)取締役などを来賓に迎え、同事業顧問、成田市・多古町・神崎町・横芝光町・芝山町・山武市、周辺市町の首長が列席したセレモニーでは、首都圏の環状道路として沿線都市を結ぶ役割、北関東とのアクセス向上、千葉県発展の原動力としての期待が語られ、遅れている大栄・横芝間の早期整備のため、「どんどん使って、もっと便利になるよう関心を高めてほしい」と、参加者にも呼びかけられました。
世界陸上マラソン銅メダリスト「千葉ちゃん」こと千葉真子さんの宣誓の後、みんなでカウントダウンして、スカイウォークが始まりました。
コースは2㎞と5㎞。ウォークではなくランニングする人、腕を大きく振りながら早歩きの人、また、ベビーカーや車イスをおしながら、杖をついてゆっくり、標識と記念写真を撮りながら、と、参加者は思い思いのスタイルで、高速道路ウォークを楽しみました。なかには、シャボン玉を吹きながら、うれしそうに縄跳びを跳びながら、という子どもの姿もありました。
ステージでは、イベントも行われ、神崎芸座連、ラキ・フラスタジオ、成田高校ダンスドリル部、成田空援隊、西大須賀神楽が登場しました。
千葉真子さんのトークショーでは、ウォーキングのコツが語られました。フォームが大切、背中が丸くなると酸欠になる、競歩のように、大きく腕を振って、股関節から足を出す、全身を使って歩くと消費カロリーも大きくなる、シューズは身体の一部、などとアドバイスし、「歩くと前に進むでしょ。身体を動かすと心も元気になります。楽しくウォーキングしてください」と笑顔で締めくくりました。
成田市内から参加した女性たちは、「5㎞を歩きました。道路が広くて景色もよく、気持ちよかったです」、「こんな体験は一生に一度でしょうね。いつもは車から見る標識を歩いて見上げるのが、不思議な感覚でした」と話してくれました。
メッセージボードには、「ストレートに東北道につながった。田舎が近くなった。うれしい!」「ありがとう。うれしいです。80才、誕生日です」「圏央道 歩き始めて 春日和(90才)」「残りの千葉県の高速道路もがんばってください」「地元にインターチェンジが出来てうれしいです。成田が良い街になりますように」「次はマイカーだ、楽しみー」「お家ちの近くにこうそく道ろができてうれしいです。かぞくでおでかけしたいです」「きつかったけどさいごまでがんばれてうれしいです」「いろんな木があってきれいでした」「早くまつおまで作ってください」「またいけるばしょがふえてうれしい」など、老若男女のポジティブな言葉があふれていました。