3月20日(土)、21日(日)の両日、公津の杜コミュニティセンターで成田市演劇祭『言葉と文字に彩られた世界×新生戯曲展』(統括プロデューサー宇里香菜)が開催される。開催まであと1か月を前に宇里香菜さんと主演をつとめる鈴木瑠璃夏さん(狐火和)に話を伺った。

■コロナ禍での開催ということで、ここに至るまで困難があったのでは?
(宇里)昨年までは1日だけの開催でしたが、今年はコロナウイルス感染症対策に留意し、換気設備が完備している場所に変更したり、日程を2日に分けることで出演者やスタッフの分散を行いました。会場のもりんぴあもステージではなくギャラリーで開催します。開催自体が危ぶまれる場面もあったのですが、関係各所とさまざまな調整を行い、ようやくここまでこぎつけました。
■演劇を作り上げるのには多くの人がかかわりますよね。
(宇里)昨年まではスタッフと演者を合わせると40人を超えてましたね。今回は出演者がスタッフの役を兼ねるなど工夫し、コンパクトな人員(約10名)で作り上げることになりました。 公演タイトルに『新生戯曲展』とあるように、演劇を見るだけでなく小道具などの展示を楽しんでもらう工夫も考えています。
■プロデューサーだけでなく作・演出も担当されますね。
(宇里)本番まで毎週1本ずつ戯曲を書いています(笑)。書道家からみて演出家とはどういう存在なのかを考えながらやっています。表(舞台)に出ている人がどうすればもっと輝くのか?常に念頭に置いている感じですね。

(鈴木)去年、はじめて成田市演劇祭に参加しましたが、その時は独特な台詞がたくさん出てくるので言葉がかなり難しかったですね。成田市演劇祭とは継続的にかかわっていきたいと思っていたので、今回また出演のお話が来て嬉しかったです。
■宇里香菜さんの演出はどうですか?
(鈴木)そもそも今回は『役の設定がない』んです。普段の劇のようにある程度、設定があるところからのスタートではないので、ふたりで話し合いながら0から作り上げていく感じですね。今回は『無言劇』、しかもマスクをしての演技で余計にそうかもしれません。
最終的に本番のタイトルが揃うのは本番の前週とのこと。それまで限られた中で本番に向けて稽古が進んでいく。今回は過去2回の活動が評価され、文化庁から認定事業として、また千葉県からも助成を受けるなど、着々と実績を積み上げている。YouTubeを通じての動画配信など新たな試みもあるとか。また来年度(11月開催予定)の成田市演劇祭のスタッフやキャストも募集している。観覧希望の方は下記のSNSよりご連絡を!
公演タイトル:言葉と文字に彩られた世界×新生戯曲展
日時:2021年3月20日(土)~21日(日)
時間:未定
会場:公津の杜コミュニティセンター
成田市演劇祭(言葉と文字に彩られた世界×新生戯曲展)
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