3月25日に公津スポーツ広場で決勝トーナメントが行われた「第41回成田ライオンズ旗杯少年野球大会」兼「第36回成田市スポーツ少年団軟式野球春季交流大会」は、Aクラスが成少フォックス、Bクラスが成田マリーシアズの優勝で、幕を閉じました。
Aクラス決勝は、千葉ロッテマリーンズ唐川侑己投手を輩出した「成少フォックス」と、今季から加良部少年野球クラブと成田ブラックエンジェルスが合併した新チーム「ナスパ・マリーンズ」の対戦となりました。
1回、先攻の成少フォックスが、試合立ち上がりのナスパ・マリーンズの守備の乱れをつき、先制します。
1回・2回とナスパを3者凡退に抑えた3回にも、成少フォックスが四球・2塁打などで2点目。
6回は初めて成少が3者凡退。
4―0で成少フォックスの一方的な試合展開になるかと思われた6回裏、調子が上がってきたナスパが四球を選んだのを足掛かりに2点を返し、流れを引き寄せます。
最終7回の表、4人で攻撃を終えた成少フォックス。
後攻ナスパの逆転なるか。
先頭打者が執念のセンター前ヒットで出塁し、雄たけびを上げました。
1アウト2塁の場面で、再度マウンドに上がったのはキャプテンの川原功也選手。
「絶対に打ち取ろう」と強気のピッチングで三振を取り2アウトに。
しかし、ナスパも最後の最後まであきらめない素晴らしい粘りを見せ、盗塁で3塁へ。
しかし、川原投手が「1点取られてもいいから抑えよう」と投じた球は、ショートに転がり、ナスパの攻撃もここまでとなりました。
成少フォックスの選手たちに勝因を聞くと、「トップバッターが打ってくれた」「守備が良かった」「キャッチャーの采配が良かった」「ベンチの応援が良かった」と、次々にお互いを褒めあう言葉が飛び出し、まさにこれが優勝の要因だと感じられました。
最優秀選手賞を獲得した川原選手は「決勝トーナメント表を見て、優勝を狙えると思いました。この大会のために監督に厳しくしてくださいとお願いしました。優勝してよかった。県大会は一戦必勝で頑張ります」と、強い気持ちを表しました。
成少フォックスの宮嶋勝美監督は、「6年生が4人しかいないチームですが、子どもたちから『スポーツ少年団の県大会に連れて行ってほしい』と頼まれました。『それじゃあ、きつい練習をするぞ』と言ったら、子どもたちは本当に1ヵ月間、泣きながら頑張ってついてきました。
(県大会出場権を得た)決勝戦まで来て、『決勝戦は逆にみんなの頑張ってる姿を見せてくれ』と言いました。
キャプテンがみんなを引っ張って、良いチームを作ってくれて、子どもたちに感謝です」と、感慨深げな表情で、優勝をかみしめました。
【結果】
【閉会式】
【個人賞】
《Aクラス》
最優秀選手賞:成少フォックス 川原 功也(かわはら かつや)
優秀選手賞:成少フォックス 岩井 智生(いわい ともき)/ナスパマリーンズ 會田 修大(あいだ しゅうだい)
敢闘賞:並木ペイシェンス 佐藤 敦(さとう あつし)/神宮寺ライガース 平峯 佑亮(ひらみね ゆうすけ)
《Bクラス》
優秀選手賞:成田マリーシアズ 井上 仁一朗(いのうえ じんいちろう)
敢闘賞:ナスパマリーンズ 大木 琥士郎(おおき こじろう)
【ふぉとぎゃらりー】
《1回》
《2回》
《3回》
《4回》
《5回》
《6回》
《7回》
《閉会式》