やり投げ 十種競技 ハードルの日本代表が 中高生を熱血指導!「トップアスリートとのふれあいから学ぶ」 (後編)

2月28日、日本大学文理学部体育学科同窓会講演会千葉県大会「トップアスリートとのふれあいから学ぶスポーツと教育」が、成田高校で開催され、多数の近隣中高生が参加しました。
午前中の講演に続き、午後は、成田高校グラウンドで、陸上教室が開かれました。

参加者は、やり投げの村上幸史選手、十種競技の右代啓祐選手と中村明彦選手、砲丸投げの学生チャンピオン・宮内育大選手(日本大学)の4クラスに分かれて、それぞれ指導を受けました。

【村上クラス】

村上選手は、主に体幹強化トレーニングと、投てきを指導。

【右代クラス】

右代選手は、自分が普段取り入れている基礎トレーニングなどを指導。
最後は十種競技にちなんで、腕立て、V字腹筋、ももあげなど10種類のトレーニングを30秒ずつ行うサーキットを提示し、「100%の力を発揮してください!」と、自身も一緒に汗を流していました。

【中村クラス】

中村選手は、短距離の基本練習や身体の回復ストレッチなどを指導。

【宮内クラス】

砲丸投げを指導。

【記念撮影&閉会式・・・が終わってからも~】

実技教室が終わったあとは、全員で記念撮影♪

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右代選手は「世界でメダルを獲ることが目標」と公言し、「将来、君たちの活躍を雑誌などで見られることを楽しみにしています」、中村選手は、「この時期のケガはシーズンに直結するので、気をつけて。来シーズン、みんながベストが出ることを願っています」と生徒たちにエールを贈りました。

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閉会式が終わっても、質問やサインを求める生徒たちに、いつまでも丁寧に応えるトップアスリートたちでした。

【良い体験ができました♪】

昨年の千葉県通信大会1年男子走幅跳で5m38㎝を跳び優勝、この日は右代選手のクラスに参加した、成田中学校の小林央芽くんは、「基礎的なことを教えてもらって、良い体験になりました。ミニハードルをギザギザに跳んだのは初めてで、体幹が鍛えられました」と、汗をにじませながら話してくれました。

中村選手のクラスに参加した、成田西中学校1年生女子3人組は、「難しかったけれど、楽しかった。いろいろな技術を身に付けられて良かった。ストレッチは、ほとんど初めての奇妙な(笑)動きのものが多かったけれど、丁寧に教えてもらってよく分かりました。ちゃんと出来るように、学校での練習に取り入れたい」と声をそろえました。

昨年の千葉県総体八種競技チャンピオン、関東大会2位でインターハイにも出場した、成田高校2年の谷藤克樹くんは、村上選手のクラスに参加しました。
「右代選手と中村選手の話では、経験の差を実感しました。大会当日の過ごし方、モチベーションの保ち方が違っていました。実技では、小さな動きではなく、身体の根本から動かす意識の違いを感じました。ある練習をした結果、動きがよくなったということはありましたが、それは、どこの筋肉を意識したからよくなったんだということが分かりました。(重い)ボールを使ったトレーニングは、体幹周りの絞めができて良いということが分かりました。大きいところ(筋肉)が使えるようにならないと・・・。しっかり鍛えれば強くなると実感しました」と、身振り手振りを交えながら、来シーズンへの課題をつかんだ実り多い経験を語ってくれました。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。