【FCボレイロ成田時代の永藤選手】
永藤選手は、前出のように、2学年上の試合でも得点王とMVPを獲得するなど大活躍、非凡な才能をすでに発揮していました。
FCボレイロ成田の渡辺源蔵監督は「真面目で、仲間を大切にする子でした。それは順蹴の子たちも言っていました。身体は大きくなかったけれど、動きが速
く、あきらめない闘志が前面に出ていた選手。でも、点を決めても『オレがオレが』としゃしゃり出るタイプではなかった。おごることなく相手にアピールもせず、淡々としていました。それでも、テングになってはいけないと、特別扱いしないで、『おまえ1人のチームじゃない!』と怒鳴ってました。印象的なのは(前出の)ゼビオリーグと、学年上の大きな子たちとぶつかって吹っ飛ばされても、『やっぱり上の学年は強いなあ~』と言いながら、何事もなかったように立ち上がって、向かっていく姿です。身体の強さは、小学生の時に粘り強くやっていたから培ったのではないでしょうか。上手い子はいるけれど、魂を持っているのが伸びる選手だと思います」。
お父さんに当時の永藤選手のことを伺うと、サッカー以外は「むしろおとなしいくらいでした」と教えてくれました。
同チームが、サンフランシスコに遠征した際には、某国サッカー前代表監督が、永藤選手を一目見るなり、「あの子は良い」と呼び寄せて、褒めてくれたということもあったそうです。
「中学・高校に行っても、いろいろな人たちが関わってくれ、他のチームのコーチたちまでが応援してくれていました。本人の性格の良さだと思います。10年・20年に1人の選手と思っていましたが、小学校時代に指導したので、責任を感じていました。活躍してくれて、ホッとしています。アユは、まさに(単にサッカーが上手いだけでなく、多くの人から愛される選手に対する愛称である)ボレイロと呼ばれるにふさわしい選手です」(渡辺監督)。
永藤選手本人は、「ボレイロでは、ただただ、がむしゃらにやっていた覚えしかありません。源蔵コーチからはガミガミ言われてました」と、笑いながら振り返ります。
「永藤選手にとってボレイロはどんな場所ですか?」と質問すると、「サッカーを楽しくやるきっかけになったチーム」と答えてくれました。
【まずは高校頂点を目指して】
11月15日に行われた「第94回全国高校サッカー選手権千葉県大会」決勝戦は、ケガの影響でベンチスタートでしたが、後半17分から出場、持ち味のスピードを生かし、1人でボールをもっていき、見事にダメ押しの3点目をあげて、全国出場権を得ました。
高校最後の全国大会の初戦(2回戦)は、来年1月2日12時05分から、フクダ電子アリーナで、鳥取代表の米子北高校と戦います。
米子北は、6年連続11度目の出場で、今年の全国総体ベスト8の実力校です。
また、お互いに勝ち上がれば、3回戦は、今夏全国総体決勝1-1の末、PK6-5で破れ、2連覇を許した東福岡高校との対戦となります。
ぜひ、リベンジしてほしい!
まずは高校頂点に立つまで応援しましょう!
頑張れ! ボレイロ・アユ!
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