本日8月22日、北京で始まった世界陸上大会に向け、アメリカ代表チームが、10日から、成田市の中台運動公園、佐倉市の岩名運動公園、印西市の順天堂大学さくらキャンパスで事前キャンプを行いました。
8月17日には、「コミュニティ・デー」と称し、中台運動公園陸上競技場で公開練習が、体育館でアメリカチームのコーチ・選手が、小学生に「走る・跳ぶ・投げる」動作の指導を行う「Run Jump Throw」が行われました。
公開練習
10時~12時の公開練習を、小雨の降るなか、多くの陸上ファンがスタンドから見学しました。
市民が普段使う陸上競技場で、世界大会で優勝、メダル、入賞をねらう選手たちが、多数、練習している光景は圧巻!
陸上部に所属する男子高校生は、「自分たちが走ったことのあるトラックで、ガトリン選手たちが練習しているなんて信じられない。どの選手もすごい身体と動きで次元が違います!」と興奮を隠せませんでした。
そのすごさと興奮を、写真でご覧下さい!
ファンとのふれあい
練習を終えた選手たちは、バスに乗り込むまでのエリアで、待ち構えたファンにサインや写真のサービスをしてくれました。
選手たちは両サイドからのファンの声に、右に左にと忙しく動き回りながら応えていました。
ガトリン選手インタビュー
その中で、なんと、今季、自己新を連発する絶好調を見せ、世界記録を持つウサイン・ボルト選手の最大のライバルと目されるジャスティン・ガトリン選手が、囲み取材に応じてくれました!
Q.千葉県での練習は?
A.とても良い経験でした。仕上がりは良いです。
日本でどんなことをしたか、北京で見せられると思います。
Q.リレーについては?
A.あと1・2回の練習で、バトンも良い仕上がりになると思います。メンバーは、みんな速く走れる自信があります。
Q.ご自身については?
A.順調です。北京では自己ベストを出せると思っています。ベストを出す準備ができています。
Q.欲しいメダルの色は?
A.オール金を狙います。
Q.ボルト選手については?
A.彼はとても良い走りをすると思います。ボルトに立ち向かおうと思っています。しかし、1度、勝っていますから、勝てると思っています。
ガトリン選手は、本日、日本時間午後8時台に、さっそく100m予選に登場!
日本での練習の成果を見せてください♪
Run Jump Throw
13時~15時、体育館で行われたRun Jump Throwには、抽選で幸運を得た小学生約170名が参加し、6ステーションをローテーションしながら、陸上競技の基本を学びました。
子どもたちと選手たちをつなぐ役目は、順天堂大学の学生や成田国際高校の生徒、近隣の英語の先生が担いました。
歓迎セレモニー
15時からは、体育館2階会議室で、千葉県知事、成田市長、佐倉市長、印西市長、順天堂大学スポーツ健康科学部学部長が出席し、歓迎セレモニーが行われました。
記者会見に応じてくれたのは、ケリー・ギャラガ―、デビッド・バーバーグ、ナターシャ・ヘイスティングス、サム・ケンドリックス、ジェンナ・プランディーニの各選手。
今回のキャンプ地の印象を聞かれた選手たちは、設備やトレーニング環境の良さ、日本人の歓迎、礼儀正しさや感じの良さに言及し、「温かく愛情ある接待をしていただき、良いトレーニングができたので、北京でも良い結果が出せると思います。できるだけ多くのメダルを取りたい」と答えてくれました。
食べ物について聞かれると、やはり日本の寿司は大人気。面白かったのは、「食べ物を残してはいけないことを初めて知りました。日本人は食べ物をリスペクトしている」。
ホテルが自分たちに合わせた食事を提供してくれたこと、さらにWi-Fi設備が整っていたので、母国とコミュニケーションが取れたこと、などにも感謝の言葉が向けられました。