『豊住ふれあい健康館』開館式! 地域待望「健康」「生きがい」「街」づくりの拠点♪

4月1日、旧豊住中学校跡地に「成田市豊住ふれあい健康館」がオープンし、開館式が行われました。

【開館までの経緯】

豊住中学校は、平成14年に統廃合問題が提示されたことを受け、豊住地区住民が「豊住中学校あり方検討委員会」を立ち上げ、意見集約に取り組んだ結果、平成16年には一旦現状維持になりました。
しかし、平成20年に再度、中学校区問題が示されたため、「豊住中学校統廃合検討委員会」を結成。
スクールバス運行が決め手となり、成田中学校への統合を決定し、平成21年3月に閉校となりました。

閉校後、平成22年に「豊住中学校跡地利用検討委員会」を結成し、24年3月に原案を成田市に報告、内定を得ました。
24年5月には「豊住中学校跡地利用推進委員会」に移行し、計画案実現のため、成田市との交渉を進めました。
委員会は26年6月に役割をひとまず終了、「豊住ふれあい健康館」オープンのこの日を迎えました。

【豊住地区への感謝と期待】

あいさつに立った小泉一成成田市長は、豊住中学校に対する地域の苦渋の決断と、再利用に関する多大な尽力に感謝の意を表し、「予想以上に時間がかかったことをお詫び申し上げます。市民の健康、生きがいづくり、地域コミュニケーションの醸成において、地元はもとより市民に親しまれ愛される施設にしていきたい」と述べました。

来賓祝辞で伊藤竹夫成田市議会議長は、昨今の健康ブームに乗り高齢者の意識が高いことに触れ、「豊住ふれあい健康館が健康づくりの拠点として活躍することを確信しています。議会としても豊住地区の街づくり、健康づくりへの支援をしていきます」、
林幹人千葉県議会議員は、「地域の知恵と努力で生まれ変わった地域待望の施設。健康寿命が注目され、いかに自宅で元気に過ごしていくか。また健康だけでなくサークル活動も活発に行うことで、地域が活性化し、成田全体にその活気が波及する」と期待を寄せました。

【地区総力の結集】

学校跡地利用検討委員会の越川茂夫委員長は、開館に至るまでの経緯を説明し、「成田市担当者のご指導を得ながら、6年間にわたって豊住地区区長会、検討委員会各位の並々ならぬご協力をいただきました。地区民からもアンケート、説明会等でご協力と励ましをいただきました。地区の総力の結集が、ここに実を結んだものと思います」と、中学校統合問題から約10年、100回を超える委員会をもった年月を振り返り、「成田市のご支援を賜りながら、この施設を核として、豊住地区に活気を取り戻すよう、工夫と努力を重ねてまいりたい」と締めくくりました。

【オープンに華をそえた「WinnieS」】

オープニングイベントとして、地元で活動する「WinnieS」(ウイニーズ)が、体育館でチアダンスを披露しました。
発足11年目のWinnieSメンバーは、5歳~中学生。


全国大会にも9回出場し、3位・4位という立派な成績を修めています。
2016年には全米大会への出場権も得ました。
全国レベルの元気いっぱいチアダンスが、「豊住ふれあい健康館」の未来を象徴するようでした♪

【内覧会で「感無量」と越川委員長】

WinnieSのパフォーマンスを鑑賞した後は、施設の内覧会。
トレーニング室の機器や、多目的室のカラオケなどを試す人たちの姿がありました。

内覧会で、越川委員長は「図面で見た時と実物は全然違うものですね。感無量です。閉校からはじまり、校舎をどう活用するか、長い道のりでした。皆さんが活用しやすい施設になっていると思います。要望もかなり聞いていただきました。豊住地区にとっては大変な転換点。人が来てくれないと賑やかにならないので、大勢の方々に利用していただきたい」と話してくれました。

※次回記事で、「豊住ふれあい健康館」の施設をご案内します!

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。