「北総四都市江戸紀行」として成田が日本遺産に認定!

【千葉県初の認定♪】

先月下旬、成田市が、佐倉市・香取市(佐原)・銚子市とともに、「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み―佐倉・成田・佐原・銚子:百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群―」として、千葉県初の「日本遺産」に認定されました。

【日本遺産とは?】

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、昨年度から認定が始まりました。
平成27年度は18件が認定され、今年度は全国から67件の申請があり、19件が認定されました。
成田市は、千葉県と3市とともに申請していました。

国の財政支援を受け、日本遺産に認定されたストーリーと、それに登場する文化財等を中心に情報発信、普及啓発などの事業に取り組み、地域の活性化を図ることを目的としています。

【四都市のストーリー】

認定された四都市のストーリーは「北総地域は、百万都市・江戸に隣接し、関東平野と豊かな漁場の太平洋を背景に、利根川東遷により発達した水運と、江戸に続く街道を利用して、江戸に東国の物産を供給し、江戸の暮らしや経済を支えた。
特に、城下町佐倉、成田山門前町成田、利根水運の河岸・香取神宮参道起点の佐原、漁港・港町、そして磯巡りの観光客で賑わった銚子の、北総地域の四市は、東京近郊にありながら、4種の町並みや風景が今も残り、江戸情緒を体感することができる。成田空港からも近い、江戸庶民も訪れたこれらの都市は、世界から一番近い『江戸』といえる」というものです。

【主な構成文化財】

《成田市》

成田山新勝寺(光明堂・三重塔・仁王門・額堂など)、成田山門前の町並み(大野屋旅館・三橋薬局店舗など)、宗吾霊堂、成田祇園祭

成田市民として、この日本遺産を大切に守っていきたいですね。

他市はこんな感じ!
北総四都市江戸紀行巡りも楽しそうです♪

《佐倉市》
佐倉城跡、武家屋敷(旧河原家住宅・旧但馬家住宅など)、旧佐倉順天堂、旧堀田家住宅・庭園、堀田正俊・正睦・正倫墓、鹿山文庫関係資料

《香取市》
佐原伝統的建造物群保存地区、佐原の山車行事、伊能忠敬関係資料、香取神宮(本殿・楼門・旧拝殿など)、津宮河岸の常夜灯

《銚子市》
銚子外川の町並み、銚子縮、銚子大漁節、銚子の醤油醸造、銚子の磯巡り(犬吠埼白亜紀浅海堆積物・屏風ケ浦・犬若・千騎ケ岩など)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。