(初出では「2万人のお客様」とお伝えしましたが、9万人の間違いでした。お詫びして訂正させていただきます。m(_ _)m)
9月16・17日、成田山新勝寺総門前広場、表参道、成田市文化芸術センターで、成田山開基1080年祭記念「第四回成田伝統芸能まつり」が開催されました。
【初日は9万人が来成】
初日は雨が心配されながらも、なんとか曇天でもち、予定通りのスケジュールで、ステージやパレードが行われました。
日本の有名な伝統芸能20数ステージが成田に集結するとあって、16日は約9万人のお客様が訪れました。
【開会式】
開会式であいさつに立った小泉一成成田市長は、最後にここでも、ゆるキャラグランプリに参戦して全国2位と大健闘している「うなりくん」を紹介し、「2位じゃダメなんです。グランプリにしていただけますようお願いいたします」と投票を呼びかけました。
伊藤竹夫成田市議会議長は、地域の伝統文化を次世代や後世に繋げていく重要性、文化資源は魅力ある観光資源でもあり地域を理解することにも繋がることにふれ、「2日間、伝統芸能を堪能し、成田の美味しいものを食べてください」と話しました。
【オープニングは阿波おどり】
オープニングは、四百有余年踊り継がれ、徳島が世界に誇る「阿波おどり」。
徳島に約1000あるといわれる阿波おどり団体のなかで、特に技術のすぐれた「有名連」のみなさんが登場しました♪
華やかな女踊りと力強い男踊りの素晴らしいコラボレーションが繰り広げられました。
踊り手が観客席に降り、市長やお客様を誘って楽しむ一幕もありました。
【初参加の盛岡さんさ踊り】
その昔、南部盛岡城下で暴れていた鬼を三ツ石神社の神様が退治し、喜んだ里人たちが「さんささんさ」と踊ったのが始まりとされる「盛岡さんさ踊り」。
太鼓のばち返しが特徴的だそうで、1人ひとりが太鼓を持つため、2014年には打ち手3437人が一斉に参加し、最も多い数の和太鼓の演奏ギネス記録に認定されました。
唄い手の素晴らしい美声と笛・太鼓に乗って、華やかな踊りが披露されました。
【銚子はね太鼓】
旧暦6月15日、986年創建の川口神社で行われる大潮祭りで、神輿を先導するのが「銚子はね太鼓」。
2人1組の打ち手が太鼓を担ぎ上げ、太鼓もろとも宙に舞い、あるいは1人を抱え込んでの寝かせ打ちなど、海の男の力技、躍動感あふれるステージです。
6月にはハワイのお祭りにも参加したそうです。
【秋田竿燈まつり】
真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として始まり、3世紀にわたり受け継がれている「秋田竿燈まつり」。
五穀豊穣祈願を込めた米俵型の提灯を下げ、たわわに実った稲穂のように大きくしなる竿燈は、高さ12m、重さ50㎏。
その竿燈を、力四分技六分といわれる絶妙なバランスを保ちながら、手のひら、額、肩、腰で支える男衆の妙技は、会場を大きくどよめかせました。
【仙台すずめ踊り】
1603年、仙台城新築移転儀式後の宴席で、大阪堺から移り住んだ石工たちが、伊達政宗公の前で披露したのが始まりといわれる「仙台すずめ踊り」。
伊達家の家紋「竹に雀」にちなんで「すずめ踊り」と呼ばれるようになったそうです。
伝承者不足による存続の危機を乗り越え、成田伝統芸能まつりでは宮城大学のサークル「娘すずめ」の皆さんが、元気いっぱいのすずめ踊りを披露してくれました。