成田国際高校文化祭 一般公開は土曜日♪ 国際的な視野に立ち「DOOR おかえり/ただいま」がテーマ

明日明後日、成田国際高校の文化祭「雄飛祭」が開催されます。
一般公開は7月2日(土)9時30分~15時(入場は14時まで)です。
今日まで、文化祭にむけて、成田国際高校の生徒たちは、成国生らしく国際的視野に立ち、平和な国際社会の実現のために思考し行動し、そして発信すべく日々準備をかさねてきました。

今年の文化祭テーマは「DOOR おかえり/ただいま」です。

雄飛祭2016ポスター[1]

昨年、難民問題がクローズアップされたこともあり、そこから今年は「ホームって何?」を文化祭のコンセプトにしようと考えた成田国際高校。
そして、そのコンセプトをわかりやすく、具体的に表現するものとして「DOOR おかえり/ただいま」というテーマをかかげました。

モニュメントは、《紙でできた家》。
建築家の坂茂さんが考案した紙管ハウスです。
坂茂さんは、ルワンダ難民キャンプではシェルターを考案、また阪神淡路大震災では紙のログハウス(仮設住宅)や紙の教会を建設されました。
東日本大震災では仮設住宅を建設したり、避難所でのプライバシーを確保するため、紙と布でできた間仕切りを考案、設置したりされました。
今回の熊本地震でも、複数の避難所への、この間仕切りの導入を精力的にすすめられています。

文化祭モニュメントハウスの材料である紙管は、朝日プリンテックから無償で225本の提供を受けました。

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いま世界には、home(故郷/家)をなくした、たくさんの人たちがいます。
たとえば、シリア難民の人たち。
たとえば、原発事故により自らの故郷を追われた避難民の人たち。
その他、さまざまな天災、人災、戦災により、自らのhomeをなくした人たち。
わたしたちにできることはなんだろう。
「みんなでそんなことを考える文化祭になればと思います」(文化祭担当・伊三野友章先生)。
ことしの文化祭テーマについて 決定に至る経緯など(生徒会長)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。