3/3 成国演劇部 春季全国大会プレ公演@スカイタウンホール

2018年3月3日(土)成田市文化芸術センタースカイタウンホールで、成田国際高校演劇部の作品『#ミサイルが日本列島を飛び越えていった日やっぱりあたしたちは部室にいた』(伊三野友章+成国演劇部=作)が上演されます。

この作品は、昨年秋に行われた千葉県高等学校演劇第7地区秋季発表会で最優秀賞ならびに舞台美術賞を受賞し、県大会へ。その後の県大会でも、優秀賞第1席ならびに舞台美術賞を受賞して、関東大会でも上演されました。

1月27日28日にコラニー文化ホール(山梨県立県民文化ホール)で行われた第53回関東高等学校演劇研究大会 −甲府会場−(南関東大会)では、優秀賞を受賞し、第12回春季全国高等学校演劇研究大会(春フェス)に推薦されました。(※春季全国大会(春フェス)は、2018年3月16〜18日に神奈川県立青少年センターで開催)

各大会で受賞をしている本作品ですが、ここまで来るのに、紆余曲折あったそう(詳細は後述『《僥倖》としての上演あるいは日常(伊三野友章)』参照)。今回のスカイタウンホールでの公演は、春季全国大会のプレビュー公演として位置づけ、演劇部一同、少しでもよりよい芝居にしたいと日々練習にはげんでいます!全国大会へ弾みがつくよう、みんなで応援しましょう〜!


成国演劇部 春季全国大会プレビュー公演
『#ミサイルが日本列島を飛び越えていった日やっぱりあたしたちは部室にいた』
(伊三野友章+成国演劇部=作)

日時:2018年3月3日(土)15:00開演(14:45開場)
会場:成田市文化芸術センター スカイタウンホール
参加費:入場無料(フリーカンパ制)
主催:成田国際高校演劇部
問合せ:0476-27-2610(成田国際高校・伊三野)
ブログ:http://narikokugekibu.seesaa.net/

内容:
ごくごく、平凡で、単調な、毎日。
なにも、起こらない、日常。
あ、そういえば。
今朝、ミサイルが、日本列島を、飛び越えていった、そうだけれど。
やっぱり、あたしたちは、部室にいた。その日も、その次の日も、
その次の次の日も。


《僥倖》としての上演あるいは日常(伊三野友章)

もとからの部員一人に、ろくに演技経験のない2人。これが最初で最後。と臨んだ地区大会は、ビギナーズラックの最優秀賞。県大会へと駒をすすめた。もうこれが最後。と臨んだ県大会は優秀賞第1席。ともかくも関東大会へ。もうこれがホントにホントの最後。と臨んだ関東大会は、優秀賞そして春季全国大会に推薦された。終わり終わりといいながら、なかなか終わらない。

こう記せば、あれよあれよ。だけど。まあ、いろいろあった、いろいろ。まず関東大会プレ公演を前にしてキャストの1人が救急搬送。ストレスか。それでも何とかなるだろうと高をくくっていたら、発熱。インフルエンザならプレ公演は中止である。検査結果は陰性。だがまだわからない。翌る日の再検も陰性。ほっと胸をなでおろした。プレ公演の当日、朝から調整して午後すぐ本番。乗り切った。と思ったら月曜日、またしても発熱。こんどは陽性。関東大会本番は土曜日。まにあわない。万事休すか。と思ったら、金曜日に治癒証明が出た。よし。本人は本番当日の朝、甲府に駆けつけ、そして上演。上演できたことが、ただただ悦ばしかった、ただただありがたかった。僥倖、といってもいい。結局、演劇の上演、あるいは「日常」そのものが、こういう儚さのうえに、かろうじて成立しているんだな。そんなことを思わされた。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。