星野さん(クレンサAC) 走り高跳びで全国6位に!

8月22日に、神奈川の日産スタジアムで行われた「第31回全国小学生陸上競技交流大会」に、千葉県代表として出場した、クレンサアスリートクラブの星野美瑛さん(加良部小学校6年)が、走り高跳びで135㎝を跳び、見事6位に入賞しました。

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各都道府県の優勝者が競い合う今大会。
成田市中台運動公園陸上競技場を拠点に活動するクレンサACにとって、2011年5年女子100m、2014年共通女子4×100mリレーに次ぐ、嬉しい走り高跳び初入賞となりました。

県大会を132㎝で制した星野さんですが、全国大会は一番低い110㎝から参戦。115㎝、120㎝は1発クリア、125㎝は2回目クリア、130㎝は1発クリアで、135㎝に挑戦する場面になりました。

「高さの数字や、人が跳んでいるのを見ると、怖くなる」ので、ただただ「自分の順番が来た」と、130㎝までは淡々と跳んできた星野さんですが、実は、全国大会前の練習では128㎝しか跳べていませんでした。未知の領域135㎝のバーを見た時には、初めて「高!と思ってしまいました」。

その気持ちのまま跳んで、2回、バーを落とします。しかし、「2回目ダメで、あっ、無理だなと思ったら、なんか緊張がとれました」。そして、「最後はもっといい形で跳びたい」。
最後のチャンス、3回目の跳躍は、ずっと指導してもらっている三倉茜コーチに何度も何度も言われた「腰を入れて助走を走る」に集中し、修正。すると、「身体を高くもっていけて」、135㎝をクリアすることができました。

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はさみ跳びでこの跳躍。高い!

 

135㎝をクリアできたのは7人。この時点で入賞が決まりました。

138㎝へのチャレンジは残念ながら成功しませんでした。
138㎝を跳べたのは2人。3位から7位までは135㎝の同記録で、順位は試技数で決定しました。

星野さんは110㎝から138㎝まで、実に12本を跳んだことになります。
県大会でも、全国大会でも、自己ベストを更新しての優勝と入賞に、クレンサACの井上将憲ヘッドコーチも「身体も強いし、本番に強い」と目を丸くします。

県大会後のインタビューで全国大会の抱負をうかがった時、「自己ベスト更新と、大会を楽しむこと。順位は気にしていません」と話した通り、試技の間の待ち時間には、観客になりきってスクリーンに映る他の競技を楽しんだといいます。
全国大会独特の、観客が大勢いる雰囲気もプレッシャーに感じることなく「ワクワクした」と即答。大物感が漂います。

「走り高跳びは、人と比べて跳ばなくていい。100mみたいに人と一緒に一斉スタートだったら私は壊れてる」と個性的な表現で、笑います。
「全国大会で入賞するなんて、何ヶ月前には思ってもみなかった。井上コーチ、三倉コーチ、クレンサのスタッフの方々、学校の先生、友だち、応援してくださったすべての人に感謝です」と話す星野さんの、今後の活躍が楽しみです。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。