成田高校陸上部 男子準優勝 女子3位  南関東大会でも大活躍 マイルリレー 男子全国ランク1位! 女子は千葉県新記録樹立!

6月19日~22日、山梨県の中銀スタジアムで行われた関東高等学校陸上競技大会(南関東地区)で、成田高校が男子総合準優勝、女子総合3位の活躍を見せました。

男子4×400mリレーは、今年度全国ランキング1位(6月24日現在)となった3分11秒61で優勝、同じく女子は、全国ランキング4位(6月24日現在)の3分44秒41で準優勝、県大会で豊田主将が宣言した通り、千葉県新記録となりました。

男女マイル

初日、男子400mで2年の伊東選手、女子5000m競歩で川原選手が、それぞれ3位になり、チームの士気が一気に高まりました。

2日目、棒高跳びの徳間選手が3位、午後には豊田主将が100m6位、太田選手が400mハードル3位となり、インターハイ(全国大会)進出を決めました。

棒高跳び3位の徳間選手
棒高跳び3位の徳間選手
太田さん400H
400mハードル3位の太田選手

さらに400mハードル全国トップを争う記録を持つ男子の山本主将が、他を寄せ付けない貫禄の走りでチーム初の優勝に輝きます。

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前日のやり投げが7位となり、2㎝差で全国切符を逃した鈴木選手は、その悔しさを円盤にぶつけ見事3位に、女子4×100mリレーも5位で全国出場を決めました。

円盤投げ3位 鈴木選手
円盤投げ3位 鈴木選手
女子4×100mリレーは5位
女子4×100mリレーは5位

2日間かけ、100m、走り幅跳び、砲丸投げ、400m、110mハードル、やり投げ、走り高跳び、1500mの8種目を戦い、総合得点を競う八種競技では、谷藤選手と寺田選手が2位と4位にダブル入賞したことで、成田高校を混成競技の部トップに躍進させました。

八種競技の寺田選手と谷藤選手 最終種目1500mの死闘
八種競技の寺田選手と谷藤選手 最終種目1500mの死闘
八種競技 2位の谷藤選手
八種競技 2位の谷藤選手

3日目は男子5000m競歩の永原選手が4位、走り高跳びの吉田選手が3位に入賞!

5000m競歩4位の永原選手 本来のタイムではないので、インターハイで巻き返しを狙う
5000m競歩4位の永原選手 本来のタイムではないので、インターハイで巻き返しを狙う
走り高跳び3位の吉田選手の跳躍
走り高跳び3位の吉田選手の跳躍

最終日は入賞ラッシュとなりました。午前中に、鈴木選手が砲丸投げで自己ベストを更新、4位になり、円盤とダブル入賞を果たします。
3000mでは加世田選手が3位に入賞!

午後には、前日の予選で余裕のレースを見せていた3000m障害の大木選手が、成田2つめの金メダルを獲得します。

3000m障害優勝の大木選手
3000m障害優勝の大木選手

太田選手は100mハードルでも6位に入賞。ここまで出場全3種目のインターハイ進出を決めます。

太田さん100H

最後の跳躍で、全国切符を手に入れたのは三段跳びの大坂選手。
なかなか調子が上がらず、3本の跳躍が終わった時点でかろうじてトップ8、最終3本の跳躍に残りました。しかし、最終跳躍を残すのみとなった時点でも8位。全国切符が手に入るのは6位までです。
崖っぷちの最終跳躍スタートに立った大坂選手に、「チーム成田」の大きな声援が送られました。
その声援に背中をおされた最終跳躍は、5本目までのベストを43㎝更新する本来の大ジャンプ! 一挙に3位に浮上した大坂選手の雄叫びとチーム成田の歓声が爆発しました。

最終跳躍で本来の大ジャンプ! 三段跳び3位の大坂選手
最終跳躍で本来の大ジャンプ! 三段跳び3位の大坂選手

残るは最終種目、男女4×400mリレー。
女子の1走は太田選手。自己ベストの走りでバトンを2走・1年の村上選手につなぎます。コースがオープンになる勝負どころで、村上選手は学年上の他の選手に全く譲らず、1年生とは思えない驚異の心臓の強さを見せ、チームを驚かせます。最後の最後まで強気の走りで、混戦の中、僅差の1位でバトンを3走・2年の並木選手に。並木選手はラスト100mで粘り強い走りを見せ、地元・成田西中出身、頼れるアンカー・豊田主将にバトンが渡ったのは混戦の3・4番手。バトンを持つと抜群の強さを発揮する豊田選手は、200mあたりからジワジワと攻めの走りで1人抜き、2人目を抜き、ラスト100mを爆走、1位に詰め寄りますが惜しくもわずかに届かず、2位でフィニッシュ。その激走で千葉県新記録をたたき出しました。

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千葉県高校記録を樹立!

 

男子の1走は2年伊東選手。400m3位の強さを発揮し、1位でバトンを渡します。2走の秦選手は、コースがオープンになったところでは、ほぼ同時にバトンをつないだチームにいったん1位を譲り、最後の直線に入ったところで再び1位に躍り出ます。3走の江波戸選手は前半から積極的にレースをひっぱり差を広げ、アンカーにバトンを託しました。山本主将も前半から爆走、すべてを出し切った成田は、全国ランキング1位のタイムでゴールに飛び込みました。

優勝! 男子4×400mリレー
今年度日本高校ランキング1位のタイムで優勝! 男子4×400mリレー

学校対抗の総合順位は男子が準優勝、女子が3位でした。
男子は昨年より順位を1つ上げ、女子は2年連続3位となりました。

成田高校の強さの秘訣は、チーム一体の「全員陸上」。
特筆すべきは、選手たちのサポート力の素晴らしさです。出場選手がレースだけに全力集中できるように、他の選手がレース以外の全てのことを全力サポートします。記録も緻密に取ります。その陰の力が、出場選手に最高のパフォーマンスをさせるのです。

全員陸上! 成田高校陸上競技部
全員陸上! 成田高校陸上競技部

さあ、いよいよ舞台は全国! 陸上競技のインターハイは、7月29日~8月2日に和歌山県で開催されます。
男子4×400mリレーは、2連覇を狙います!
全国でも、成田旋風を起こしてもらいましょう。
頑張れ!! 成田高校陸上部!

【入賞者】※敬称略。学年なしは3年。6位以内は全国大会に進出
[男子]
《400mハードル》①山本竜大 51秒59
《3000m障害》①大木皓太 9分07秒65
《4×400mリレー》①成田(伊東利来也(2)・秦弘樹・江波戸雄大・山本)
3分11秒61 ※本年度日本高校ランキング1位(6月24日現在)
《八種競技》②谷藤克樹(2)5359点 ④寺田昂大 5253点
《400m》③伊東 48秒07
《走高跳》③吉田光 1m98
《棒高跳》③徳間俊介 4m90
《三段跳》③大坂智哉(2) 14m75
《5000m競歩》④永原秀人 21分17秒70
《4×100mリレー》⑦成田(柴大周・秦・伊東・山本) 41秒46
《総合》②65.5点

[女子]
《4×400mリレー》②成田(太田麻香・村上夏美(1)・並木静香(2)・豊田麗) 3分44秒41 ※千葉県高校新記録 本年度日本高校ランキング4位
《3000m》③加世田梨花(2) 9分21秒05
《400mハードル》③太田 1分01秒58
《5000m競歩》③川原早智 24分20秒86
《円盤投》③鈴木綾夏 38m00
《砲丸投げ》④鈴木 12m13
《4×100mリレー》⑤成田(並木・豊田・太田・村上) 47秒31
《100m》⑥豊田 12秒48
《100mハードル》⑥太田 14秒90
《やり投》⑦鈴木 43m43
《総合》③成田 48点

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。