成田高校時代を彷彿! 同級生2対決を制し、2勝目!

【5月28日 広島戦 inマツダスタジアム】(交流戦)
千葉ロッテ12―10広島
〈5回 82球 被安打5 奪三振6 与四死球1 失点3〉
[1回]1得点3失点(中安・遊安・空三振・中二・右中二・四球・二併殺)
[2回]2得点(空三振・空三振・中飛)
[3回](左安・中飛・遊ゴロ・三振)
[4回](左飛・二ゴロ・二ゴロ)
[5回](空三振・投ゴロ・空三振) 降板
[6回]7得点 [7回]1得点 [8回]1得点7失点
(通算成績 2勝0敗)

広島との交流戦3戦目のこの日、ファンとしては見どころ満載のワクワクする試合となりました。

広島先発は、広陵高校出身の野村祐輔投手。2007年のセンバツ甲子園の1回戦、成田高校対広陵高校で、唐川投手とともに12回を投げ合った同級生です。背番号も同じ19。テレビ中継では、気持ちを聞かれた唐川投手の「時間が経っているので…。ピッチャーと対戦するわけではないので、特に意識せずに臨みたい」というコメントが披露されました。

もう1人、高校時代に戦ったのは、広島の3番打者、千葉経済大学附属高校出身の丸佳浩選手。やはり、2007年のセンバツに出場しています。

1回、広島の2エラーで1点をもらってマウンドに立った唐川投手。1番・2番に安打を許し、1・2塁となったところで丸選手を迎えます。丸選手は、前の2戦ともホームランを打たれている怖いバッターですが、唐川投手はカウント2―2に追い込み、外に逃げていく球で空振り三振! 唐川ファンをスカッとさせます。しかし4番・5番にはタイムリーを打たれ、3点を失います。

2回、千葉ロッテ先頭打者・6番根元選手がソロホームランで1点を返します。7番がセンターフライに倒れ、8番キャッチャーの田村選手がセンターヒットで1塁に出たところで、バッターは唐川投手。パ・リーグでは打席に立つことはありませんが、きれいに送りバントを成功させ、女房・田村選手を2塁に進め、つないだ1番・清田選手のタイムリー同点打をアシストしました。

3―3となった2回裏、唐川投手は先頭打者と、打席に立った野村投手から2つの空振り三振を取り、3人で退けます。3回には走者1塁から丸選手との2回目の対決! パスボールで走者2塁に進まれますが、丸選手を外角カーブでセンターフライに打ち取ります。4番のショートゴロの間に走者が3塁に進み、ピンチを迎えますが、5番の外国人選手をカウント2―2から空振り三振に仕留め、田村捕手が思わずガッツポースを見せる場面となりました。

4回も3者凡退、5回も先頭打者・野村投手を空振り三振させ、3者凡退。しかし、野村投手も3・4回を3人で終え、5回、1・3塁のピンチを切り抜け、3―3のまま前半が終了します。

6回表、千葉ロッテのクルーズ選手から勝ち越しホームランが飛び出し、4―3。サブロー選手の安打と田村選手への敬遠気味の四球で1・2塁となったところで、唐川投手の打順となりましたが、福浦選手が代打に立ち、見事にタイムリーヒットで5点目。続く4人も連続安打で、この回、千葉ロッテは一挙7点をあげました。
その裏、先ほどの代打により、唐川投手は中継ぎにマウンドを託します。7回・8回と1点ずつ加点した千葉ロッテは12―3とします。8回裏に一挙7点を奪われるヒヤッとする場面もありましたが逃げ切り、唐川投手に勝ち星が付きました!

2007年のセンバツでは、延長12回の戦い、2―1で惜敗した成田高校ですが、この日、打線の大爆発に助けられて、雪辱を果たした形となりました。チームの皆さん、ありがとう!
前2試合でホームランを放たれていた丸選手との対決は、2打席とも勝利。唐川ファンには嬉しい一戦となりました。

試合終了後、応援に駆けつけた親戚の方々と
試合終了後、応援に駆けつけた親戚の方々と
親戚の方~お写真もいただきました。ありがとうございました!
親戚の方からお写真もいただきました。ありがとうございました!

 

 

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。