自転車は 必ず2つ 鍵かけて! 成田市防犯まちづくり講演会

2月始めに行われた「平成26年度 成田市防犯まちづくり講演会」で、成田警察署の生活安全課長から、同署管内(成田市・富里市・栄町(安食地区))の平成26年の犯罪発生状況と対策について、講話がありました。
(数字は暫定値です)

【窃盗犯】
犯罪全体の約75%を占め、内訳は侵入盗17%、乗り物盗34%、非侵入盗49%

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《侵入盗》住宅を対象とした空き巣や忍び込みが多く、手口は、無施錠箇所からや窓ガラスを割っての侵入が多い。空き巣がもっとも多いのは、富里市七栄地区、次いで成田市三里塚地区。狙われやすい家屋は、無施錠・防犯設備がない・暗く、人目につきにくい立地。

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対策としては確実な施錠(お風呂場なども)と、防犯フィルムなどによる窓ガラスの強化。また、犯罪者は、光・音・人の目を嫌うため、センサーライト、防犯カメラ、パトロールなども有効。

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《乗り物盗》自転車75%、自動車16%、オートバイ9%
〈自転車盗〉成田駅・公津の杜駅・成田ニュータウン地区に集中しており、被害者の多くは小中高生。半分は無施錠で被害に遭っている。対策としては、鍵は2つ掛ける(ツーロック)。自宅でも鍵をかける。
〈自動車盗〉エルフ・キャンター等の貨物車が圧倒的に多く、次いでハイエース・プリウス・アクアと、特定車種の被害が目立っている。対策は、ハンドルロック、盗難防止ブザーの設置、駐車場の点灯、車内にカバンや貴重品を置かない。

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《ひったくり》
女性が狙われやすい、ひったくりから身を守る4つの「カエル」ポイント
「バッグはたすきにかけカエル」「手荷物は歩道側にもちカエル」「バイクの音にはふりカエル」「自転車のかごにはカバーをつけカエル」

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《振り込め詐欺など特殊詐欺》
被害総額が、前年比+約2億300万円の約2億2800万円という膨大な数字になっている。被害者は女性が65%で、年齢別には70代45%・60代32%と高齢者が圧倒的に多い。手口は、振り込み型から手渡し型への変化が見られ、被害額も高額化している。対策は、「お金やカード等の話は、即、警察に通報する」「家にいる時も留守番電話にする」「家族の絆・コミュニケーションを大切にし、合い言葉を決める」

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千葉県内の犯罪被害は、減少傾向にあるにもかかわらず、成田警察署管内では増加傾向にあるそうです。みなさん、肝に銘じてお互いに気を付け、私たちの街を安全安心な街にいたしましょう!

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。