今年は展示形式で開催 新しいカタチの「成田市こどものまち」もりんぴあで8月3日から

毎年夏にもりんぴあこうづで開催される「成田市こどものまち(キッズタウン成田)」が、今年は「NARITAミニキッズタウン2020」と題し、展示形式で8月3日(月)〜9月11日(金)開催されます。

「成田市こどものまち」は、まちのしくみや、市役所・銀行・お店・会社などの運営について小中学生の実行委員会が時間をかけながら考え、準備し、8月初旬に1日限りで開催するイベントです。イベント当日、会場は大人立ち入り禁止となり、こどもたちはやりたい仕事を選び、働いて、お金(まちの通貨=スター)をもらって、たべものを買ったり、ゲームで遊んだりできます。

7年目となる今年は、新型コロナウイルスの影響で例年通りの開催形式は難しいと判断。今年は約40名のこども実行委員が市役所の職員となり、各課に分かれてそれぞれの展示物を制作しながら、ひとつのまちを作り上げることになりました。

実行委員は、それぞれA4サイズほどの台紙に、まちに欲しい建物や公園などを制作し、都市計画課が、まち全体の配置を決定。公園などを担当する公園緑地課、川や橋などを制作する土木課、空港や飛行機を担当する空港地域振興課、バスや電車など交通機関を担当する交通防犯課の職員とともに、巨大なジオラマを作成しました。

都市計画課を中心に、全員で作った建物で巨大な「こどものまち」を作成

市民課は、巨大ジオラマに配置する人形(=市民)を紙ねんどで制作。実行委員だけでなく、期間中見に来てくれた来場者のための人形も用意しました。また、マイナンバーカードや検温結果を記録できる保険証なども準備しました。

こどものまちが開催されることや変更点などを伝えるために、広報課観光プロモーション課は、ポスターや、各課や市長などのインタビューを交えた宣伝用の紹介動画、紹介ラジオを制作。先生に直接交渉し、小学校の昼休みで実際に流してもらうなど、こどものまちのPR活動に奔走しました。(紹介動画は会場内でも上映予定です)

こどものまち交流課では、全国で行われているこどものまちの始まりや、成田市こどものまちについての歴史、成田市以外でおこなわれているこどものまちの取り組みなどを取材し、模造紙にレポートとしてまとめました。第1回から今回までのそれぞれの様子を振り返ることができる、見応えのある展示物となっています。

壁一面に貼られたこどものまち交流課のレポート。各年のキッズタウン成田の様子がまとめられている

新型コロナウイルス対策のため、マスク着用やこまめな消毒、密状態にならないために各部屋に少人数ずつ分かれながら作業したり、道具の共有を控えるなど、制限された環境のなか、「まちをつくる」というひとつの目標に向かい、たくさんの展示物を完成させました。

こども実行委員のリーダー(市長)は、「最初は完成したイメージがもてず、そこをみんなで共有するのが難しかったです。でもその分、やりがいがありました」と語ってくれました。

例年、会場には大人は入ることができませんが、今年は大人たちもゆっくり見ることができます。来場者には市民課が作ったオリジナル缶バッチもプレゼント。こどもたちの作品を、ぜひ見に来てください!

NARITAミニキッズタウン2020

【会期】<第1期>2020年8月3日(月)〜8月22日(土)/<第2期>2020年8月25日(火)〜9月11日(金)
【時間】10:00〜17:00
【場所】公津の杜コミュニティセンター(もりんぴあこうづ)2階ギャラリーMORI×MORI
【お問合せ先】公津の杜コミュニティセンター 0476-27-5252

<新型コロナウイルス感染防止のための協力のお願い>
・2週間以内に感染が拡大している国・地域に行った方の入場はご遠慮ください。
・自分や一緒に住んでいる人に発熱や咳などの症状がある方の入場はご遠慮ください。
・会場ではマスクの着用をお願いします。
・入口でのアルコール消毒をお願いします。
・手洗いうがいの徹底をお願いします。

広報課・観光プロモーション課で作成した今年のポスター

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。