【子どもと一緒に読みたい本・絵本】㉛『うどんできた!』

子育て奮闘中!のママが「子どもと一緒に読みたい本」「本当に子どもにうけた楽しい絵本」を紹介します。


『うどんできた!』(加藤休ミ作/福音館書店)

自宅でできる手打ちうどんを、粉から茹で上がるまで描いた作品で、月刊誌「ちいさなかがくのとも」2017年2月号として発売されています。

作者はクレヨン画家。
クレヨンやクレパスを用いて、独特のタッチで描かれる絵本は「きょうのごはん」などが有名で、人気絵本作家です。
おりこみ付録の「作者のことば」では「なんでこんなにお子様はうどんが好きなんでしょう?」と述べている狙い通り、無類のうどん好きの娘はこの絵本をたいそう気に入って、毎日飽きずに「読んで」と持ってきます。

娘のお気に入りは、うどん粉が手につく「ふわふわしてたのにぺとぺとくっついた」のページ。
自分の手を絵本にのせてみると、なんとぴったり。
「手べたべただ~」と、にやにや楽しそうにしています。
また、うどんを足踏みする「ふみふみ ふみふみ ふみっふみ」のページは、自分も絵本を持ってお尻をふりふり。
単にうどんの作り方を絵本にしたとはいい難い作品で、楽しく読める工夫がいっぱいです。

「うどんは作ったことないけど、今度挑戦してみようかな」と思った人向けに、巻末には材料や詳しい分量も掲載されています。
わたしは初めてうどんが「中力粉」でできていると知り、勉強になりました…(笑)
子どもは絵本に出てくる「ひとがたうどん」に興味津々です。
「うどんできた!」レシピのうどん、我が家でもぜひチャレンジしてみたい一品です。(M)

 

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。