【続報】並木ペイシェンスが大逆転劇で優勝! JA成田市旗杯

7月15日に決勝戦が行われた「第9回JA成田市旗杯争奪少年野球大会」は、並木ペイシェンスが酒々井ビッグアローズとの5点差をひっくり返し、大逆転優勝を飾りました。

1回表、立ち上がりを攻められ、3点を失った並木でしたが、最後はピッチャーがホームとの間に上がった難しいフライを飛び込んで捕球し、3塁もアウトを取るナイスプレーで、裏につなげます。
しかし、酒々井のピッチャーは県内屈指の好投手。なかなか打てません。

2回は並木も4人で切ってとります。

3回、酒々井はデッドボール・盗塁・タイムリーヒットで1点、さらにバントで細かく進塁し1点と、2点を追加し、5-0と大きくリードします。

4回表、並木は酒々井を4人で抑えます。

【4回裏の大逆転劇】

その裏、交代した酒々井の投手が落ち着かないうちに、4番大伴隼斗がセンター前2塁打を放ったところから逆転劇が始まりました。


捕手後逸の間に3塁に進塁し、6番井上悠愛のタイムリーヒットで1点。
盗塁・四球・捕手後逸・四球で満塁。さらに四球の押し出しで1点。

ここで、酒々井は3番手の投手を投入します。
内野ゴロの間にホームを狙った並木は、刺されてアウト。
しかし次打者のサードゴロが相手のエラーを誘い、ホームに投げられず3点目。

2点差とし、二死満塁の場面で回ってきたのは、3番渡邉駿弥。
「絶対に(走者をホームに)かえしてやる!」と強い気持ちで打席に立ち、高めのボールに「来た!」と反応。
2塁打で、見事3人をホームにかえし、6-5。
大逆転劇を演出しました。

5回表には酒々井に1・3塁とされるピンチ。
しかし、さきほど逆転タイムリーを放った捕手・渡邉が、酒々井の盗塁をレーザービームで刺す好プレー。


打者のフライの間に飛び出した3塁もアウトにし、無失点で切り抜けました。

並木はその裏の攻撃で、安打・バント・相手エラーでさらに1点。
7-5とします。

6回表、時間制限による酒々井最後の攻撃を、2番手佐々木胡太郎投手が打ち取ってゲームセット。
見事な逆転優勝でした。

【表彰式】

今大会の最優秀選手は、渡邉駿弥選手。
4回2死満塁からの走者一掃2ベースヒットは、本人も「会心の一撃」、
遠投72mの強肩で2塁を刺した場面は「見えていたので、刺そうと思いました」。
優秀選手に選ばれたことはありましたが、「最優秀選手に選ばれたのは初めてなので、とてもうれしいです」と笑顔で話してくれました。

最優秀選手賞

吉田遼平キャプテンは「今日はアップも含めて、朝から入りが良かった。気持ちが入っていました。
今までも声が出ているときは勝ててきた。今日もベンチの声が出てたから、5点取られてもあきらめませんでした。応援の力もあると思います」と、振り返りました。

 

優勝:並木ペイシェンス
準優勝:酒々井ビッグアローズ
3位:三里塚ライナース
3位:富里ラディソンエンゼルス

【ふぉとぎゃらりー】

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。